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瀬戸内国際芸術祭2022いよいよ開幕!三豊市粟島のおすすめアートスポットをご紹介!【まとめ】

3年に一度の瀬戸内国際芸術祭。春・夏・秋の3会期に分かれており、いよいよ2022年4月14日(木)より春会期が開幕!
三豊市に属する粟島は、9月29日〜11月6日の秋会期に参加となりますが、実は、会期外でも楽しめるアートスポットがいくつかあるんです!
今回は、現在でも楽しめる粟島のアートスポットまとめをご紹介します。

瀬戸内国際芸術祭とは

高松港に常設されている作品

瀬戸内国際芸術祭は、2010年から始まった、香川県の離島を舞台に行われる祭典です。2022年で5回目となります。
現在は、12の島々(直島・豊島・犬島・小豆島・女木島・男木島・大島・沙弥島・本島・高見島・粟島・伊吹島)と、2つの港(高松港・宇野港)の合計14会場を舞台に、世界各国のアーティストによる作品が展示されています。
芸術、というと少し堅苦しく感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことはありません。瀬戸内国際芸術祭がテーマとしているのは、「海の復権」。もっと具体的に言うと、「島のおじいさん、おばあさんの笑顔を見たい」と言う思いで実施している「お祭り」なのです。

「島のおじいさんおばあさんの笑顔を見たい。」-そのためには、人が訪れる“観光”が島の人々の“感幸“でなければならず、この芸術祭が島の将来の展望につながって欲しい。このことが、当初から掲げてきた目的=『海の復権』です。

瀬戸内国際芸術祭公式ホームページより

瀬戸内国際芸術祭の醍醐味は、「サイトスペシフィックアート」。会場である島々の自然や、その場所の特性を活かした作品が、会場である島々に点在しています。よって、観客は、アート作品を通して、島の自然の美しさや建築の古き良き価値を強く感じることができるのです。

三豊市の会場:粟島とは

粟島海洋記念館

三豊市詫間町・須田港からフェリーで約15分。プロペラのような形をした島が粟島です。元々海員養成学校があったことで有名で、その美しい建物は海洋記念館として現在も有効活用されています。
粟島は瀬戸内国際芸術祭2013より会場となり、現在は過去作品が保存・展示されているほか、島民の方々が制作した作品が島内に点在しています。宿泊施設や小さな商店もあり、ゆったりとした島時間を楽しむにはぴったりの離島です。

芸術祭会期外でも見られる粟島のおすすめアートスポット

漂流郵便局

漂流郵便局は「届け先の分からない手紙を受け付ける郵便局」
月9ドラマでも取り上げられた、2013年からある現代アート作品です。

がんで急逝した夫、天国に行ってしまった母や子ども。祖父母の愛犬……会いたくても会えない。そんな人やモノに向けてつづられた、海を漂う瓶入りの手紙のような想いを預かってくれる場所です。

局内には、これまでに届いた多くの手紙が展示されています。

【概要】
開局日時:第2、第4土曜日 13:00~16:00
住所:香川県三豊市詫間町粟島1317‐2
   須田港から粟島汽船にて15分。粟島港から徒歩5分で行けます。
入館料:無料


粟島芸術家村

2010年よりアーティストインレジデンスを実施しているのが、「粟島芸術家村」。

旧粟島中学校を利用して、作家さんが島の方々と協力しながら滞在制作を行なっています。2022年4月現在は、瀬戸内国際芸術祭2019で作品を発表した「大小島真木」さん、インド人アーティスト「マユール・ワイェダ」さんの作品が展示されているほか、善通寺第一高校デザイン科の生徒たちが制作した作品も新しく展示されています。

【概要】
開館日時:毎週土曜日 13:00~16:00
住所:香川県三豊市三豊市詫間町粟島1311-1
   須田港から粟島汽船にて15分。粟島港から徒歩5分で行けます。
入館料:無料

Art canvas Awashima

まさに、泊まれる美術館!島に訪れるアーティスト達が足跡を残せるように、建物そのものをキャンバスに見立てた一棟貸しのゲストハウスです。
施設内には、これまでこの場所を訪れた数々のアーティストが作品を残してくれており、たくさんのアート作品に囲まれながら眠ることができます。
アートの島にふさわしい宿泊施設です。

【概要】
住所:香川県三豊市詫間町粟島1430-7
   須田港から粟島汽船にて15分。粟島港から徒歩5分で行けます。
電話番号:080-7201-8369


ブイブイガーデン

上新田港から徒歩3分の場所にある、ブイブイガーデン。
元々漂流ゴミとして島のあちこちに放置されていたブイブイを使って、何か面白いことができないか?と考え、島の方々が制作した作品です。
一つ一つのブイブイに表情があって、見ていてとても楽しいお庭です!

★注意★個人のお宅なので、マナーを守って散策してください。

【概要】
住所:香川県三豊市詫間町粟島上新田
上新田港から徒歩3分。粟島港から徒歩1時間。

サキモリ(粟島海洋記念館内)

2021年11月、粟島海洋記念公園(ル・ポール粟島敷地内)に設置された流政之さんの彫刻作品「サキモリ」です。
流さんは、高松市庵治町を拠点に活躍した彫刻家です。零戦のパイロットを経験した自身の戦争体験から、神風特攻隊の出撃地でもあった詫間海軍航空隊に強い思いを抱き、今回の作品設置が叶いました。

【概要】
住所:香川県三豊市詫間町粟島1418‐2
須田港から粟島汽船にて15分。粟島港から徒歩4分。


番外編:須田港「みなとのロープハウス」

粟島へ向かうための港、須田港の待合所も瀬戸内国際芸術祭の作品です!
遠くからでも目立つような青とオレンジのカラフルな待合所は、心が踊るようなワクワクを感じられます!

【概要】
屋外設置作品 無料
住所:香川県三豊市詫間町詫間6807
詫間駅より車で約10分


2019年瀬戸内国際芸術祭の作品「フォーうどん」


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