泊まれる美術館「Art canvas AWASHIMA」【三豊市粟島アートスポット④】
瀬戸内国際芸術祭2022がいよいよ開幕!
実は、三豊市の粟島には会期外でも楽しめる作品がいくつかあるんです。
本日ご紹介するのは、どっぷりアートに浸かって泊まることができる一棟貸しのゲストハウス「Art canvas AWASHIMA」です!
※この記事は2019年制作当時の記事を再編集したものです。
Art canvas AWASHIMAとは
日本初の海員養成学校がある島として知られる香川県三豊市粟島。現在も、元船乗りの方々が多く島に住んでいらっしゃいます。
瀬戸内国際芸術祭2013の時に作品展示会場として利用された、ある「船乗り」の方が住んでいた古民家。この建物を『泊まれる美術館』として新たに命を吹き込んだのが、「Art canvas AWASHIMA」です。
コンセプトは、『島に増えている空家に新たな価値を生み出す』。
ただ単純に空き家をリノベーションして宿泊施設にするだけではなく、島を訪れたアーティストに作品を残してもらうことで、アートスポットとしての価値がある宿となっています。
これまで訪れた数多くのアーティストの足跡を見ることができるようになっており、まるで「泊まれる貸切美術館」のよう。
今後も作品は増えていくため、訪れる度に新たな発見があることでしょう。
施設内にあるアート作品
目印となる外観に描かれているのは蟻。リアルさと可愛らしさが共存しています。こちらは小川貴一郎さんの作品です。
入口では2018~2019年で粟島のアーティストインレジデンスに参加した、大小島真木さんとマユールさんのドローイングが迎えてくれます。
リビングスペース左手、黒板のような壁には…
洞窟壁画でお馴染みマユールさんの作品が!
マユールさんの作品は他にもありますので、ぜひ探してみてください!
同じくリビングスペースの右手、ソファ後ろには、2013年瀬戸内国際芸術祭で、まさしくこの建物を使って展示をしていた佐々木類さんのガラスの作品が。
はめられている小さな植物は、2013年の作品展示していた時に採取した植物。そして、2019年夏、もう一度粟島まで植物を採取に来島し、新たに作品として加えてもらっています。
白い灰となって、ガラスに閉じ込められた植物が夜には間接照明として照らし出され、空間を優しく照らしてくれます。
2階床の間に飾ってあるのは「風の人」イングリッド作。
瀬戸内サーカスファクトリーさんのサインも。
その他にも、たくさんの作家さんの作品が調和しつつ飾られています。
どこに作品があるのか、施設内をあちこち探検するのも楽しい時間の過ごし方です。
お部屋・設備
Art canvas AWASHIMAは一棟貸しの宿泊施設です。自炊ができるキッチンや、のんびりくつろげるリビングスペース、古民家の雰囲気が残る浴室、2階のハンモックを終身スペースなど、一通り快適に過ごせる設備が整っています。
アートを見ながらみんなでワイワイご飯食べて、お酒を飲んで、そのまま寝られる…とっても贅沢な時間を過ごせます。
施設概要・予約について
住所:香川県三豊市詫間町粟島1430-7
須田港から粟島汽船にて15分。粟島港から徒歩5分で行けます。
電話番号:080-7201-8369
料金:2名様1泊 24,000円(税・サ込み)
※3名様より1名様追加ごとに+3,000円/泊
定員:7名※最大10名まで可(応相談)
チェックイン:17時以降
チェックアウト:10時
予約は以下のサイトから
瀬戸内国際芸術祭会期中の宿泊は、ぜひ早めのご予約がおすすめです!
テレビのないゆったりとした島時間を、アートと共にお過ごしください!