嶋本昭三氏と四代 田辺竹雲斎氏の作品が三豊市で見られる!【三豊鶴】
香川県の西側、三豊市。父母ヶ浜で有名となったこの町には美術館が無く、普段なかなかアートに触れられる機会はありませんでした。この度、期間限定で世界四大アーティストの「嶋本昭三」さんと、世界各国で展覧会に引っ張りだこの竹工芸家「四代 田辺竹雲斎」さんの作品が詫間町の三豊鶴で鑑賞できます!
嶋本昭三さんとは
嶋本昭三氏は1928年大阪生まれの芸術家です。前衛のパイオニア「具体美術協会」の創立会員であり、「具体」という名の提案者でもあります。会名は「精神が自由であることを具体的に提示」するという理念に由来しているそう。
「ノーベル平和賞」の候補になったり、 アメリカ芸術大学の教科書 ABRUM 社『ART HISTORY』に明治以降ただひとり日本人で名が掲載されたりと、世界を舞台に活躍しました。 1998年には、アメリカMOCAの「戦後の世界展」にジャクソン・ポロック、ルーチョ・フォンタナ、ジョン・ケージと共に世界4大アーティストの一人に選ばれています。
作品は、大砲を使って炸裂させて作る大砲絵画作品をはじめ、瓶詰めした絵具をキャンバスに投げつける絵画作品、ヘリコプターから落下・またはクレーンに吊り上げられ落下し炸裂させて作るビン投げ絵画作品、世界最小芸術1億分の66.7mのナノアート作品、絵具を水面の弧を描くように何重にも落として描く渦巻き絵画作品、作品を破く穴の作品など、固定概念を覆すような作風で人々を驚かせました。
今回の三豊鶴のイベントでは、ビンを投げて作った作品と、コップを投げて作った作品を鑑賞する事ができるそうです。
四代 田辺竹雲斎さんとは
四代 田辺竹雲斎氏は、1973年大阪生まれの竹工芸家です。先祖代々続く竹工芸の家に生まれ育ち、東京藝術大学卒業後は世界各国で制作・展示活動を行なっています。
伝統技術をもとにした大型のインスタレーションが話題を呼び、フランス国立ギメ美術館や、ブラジルサンパウロ・ジャパンハウス、トルコのオドゥンパザル近代美術館などに展示しました。
直近ではGUCCI銀座並木店での展示が話題を呼んだほか、アートフェア東京では史上最大ブースで作品を発表。2022年5月22日にはNHK日曜美術館でも特集されました。
今回の三豊鶴のイベントでは、3m超えの作品を中心に、立体・平面作品を複数展示するそうです。
イベント内容
嶋本昭三さんと四代 田辺竹雲斎さんの作品を見ることができるのは、8月5日から実施される「三豊鶴 酒蔵Art Restaurant」です!レストラン内部に展示されるので、お食事と一緒にゆったり作品を楽しむ事ができるそう!
レストランは事前予約制で、レストラン利用者のみが入れるそうなので、要注意です!
2名の作品以外にも、総勢23名の作家さんによる200点以上のアート作品が展示されます!三豊鶴という建物自体も歴史を感じられる博物館のような場所ですが、そこに現代アート作品がたくさん並ぶということで、まるで別世界のような空間になりそうですね!
参加アーティストさん・シェフさんの紹介はこちらから
夏休みはみなさまお誘い合わせの上、食とアートを三豊で楽しんでみてはいかがですか?
酒蔵Art Restaurant
会期
8月:5日〜7日、11日〜14日、19日〜21日、26日〜28日
9月:2日〜4日、16日〜19日、23日〜25日、30日〜10月2日
10月:7日〜10日、14日〜16日、21日〜23日、28日〜30日
11月:3日〜6日(全43日間)
会場 三豊鶴
住所 香川県三豊市詫間町詫間須田5437
開館時間 10:30~22:00
観覧料 無料
※レストラン棟はレストラン利用者のみ入場可能。事前予約制。ご予約は公式ウェブサイトから