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【レポ】三豊鶴のアートパフォーマンスとアートなお料理が凄すぎた

8月5日から三豊鶴で開催されている「酒蔵Art Restaurant」。テレビや新聞でも特集され、たくさんの方が足を運んでいるようです。毎週シェフが異なり、創意工夫を凝らした料理が出てくるだけでなく、在廊アーティストも週替わりなので、何度行っても楽しめるのが魅力。今回は8/19~21の様子をレポします!

酒蔵Art Restaurantとは

8月5日から11月6日の金土日祝日に開催される食とアートのイベントです。会場は150年前に建てられた元酒蔵「三豊鶴」。横山酒造という会社が日本酒を作っていたこのエリアのシンボルです。2006年に廃業した後、取り壊しの話も出ていたところを地元事業者グループが買取り、酒造りに変わる新たな価値を創造できる場所として運営をしています。
今回のイベントでは、シェフ8名が週替わりにコース料理を提供するほか、アーティスト23名・作品点数200点以上の現代アートが酒蔵内に展示されます。お酒の貯蔵タンクの中のペイントや、有名作家の作品展示もあります。

アート作品からインスピレーションを受けたシェフの料理

8月19日〜21日を担当したのは徳島県在住のフードクリエイター、Miica Franさん。元々設計事務所や展示会の企画などのお仕事をされていましたが、フランスに滞在した際に家庭料理を学び、そこから食の道へ。フードロスや食のトレーサビリティーなどに深い関心を持ち、ヨーロッパ各国へのスタディツアーを経て、東京から徳島に移住して食のイベントなどで活躍されています。「安心安全な食」「循環する食と農」というテーマで、今回は農家さんや漁師さんを訪ね歩き、食材を集めてこられました。

三豊鶴提供

さらに、アーティストさんとのコラボレーションということで、アート作品からインスピレーションを受けたメニューを展開していました!高松在住の22歳の画家・髙木玲雄さんとのコラボでは、一つの作品につき一つのメニュー、という形で5品メニューを用意。

三豊鶴提供

こちらの「手波」という作品からインスピレーションを受けたのは「手波のスープ」。モノクロの世界観を基本としている髙木さんに合わせて、竹炭を使って黒く着色しているそうです。

三豊鶴提供

普通のレストランではお目にかかれないような、びっくりする見た目!まさにアートレストランです。

更に、竹工芸家の四代 田辺竹雲斎さんとのコラボでは、このイベントのために竹炭クラフトビールを作ってしまうという注力っぷり!黒っぽい見た目ですが、味は意外とあっさりしていて、一杯目のドリンクにピッタリでした。お料理も、Miica Franさんと四代 田辺竹雲斎さん双方が常に意識している「循環」をテーマに、優しく、おいしく、豪華なお料理の数々が並びます。

三豊鶴提供

松田真魚さんとのコラボレーションでは、お皿にカラフルなソースを盛り付けていくアートパフォーマンスを実施!間近でアートパフォーマンスを見ることができ、お客さんは皆目を輝かせておりました。

三豊鶴提供
三豊鶴提供

「カラフルで抽象的な世界」をテーマにしているのですが、このカラフルなソース、全て自然素材を使用しており、着色料は一切使われていないんです!自然素材でこんなに鮮やかな色が作れるのもびっくりですし、全部美味しいのがまた驚きでした。

即興パフォーマンスで作品が出来上がる様を間近で見れる!

20日、21日は松田真魚さんとユニットメンバーの皆様による即興パフォーマンスも実施されました!地面にステンレス板を置き、絵の具を置いて、その上を裸足になって踊りながら即興で作品を作っていきます。屋外と屋内の2回実施されました。

出来上がった作品がこちら!エネルギーに満ち溢れた、迫力満点の作品が出来上がりました!こちらは6月に作成した貯蔵タンクの底に置かれています。

週替わりで演出も全く異なる三豊鶴「酒蔵Art Restaurant」。毎週どんな演出になるかドキドキしますね!ギャラリーと合わせてレストランにもぜひご予約の上足を運んでみてください。

イベントの開催は、以下の日程。平日はクローズしているのでご注意ください。
8月:5日〜7日、11日〜14日、19日〜21日、26日〜28日
9月:2日〜4日、16日〜19日、23日〜25日、30日〜10月2日
10月:7日〜10日、14日〜16日、21日〜23日、28日〜30日
11月:3日〜6日(全43日間)

ギャラリーオープン:10:30~22:00 入場料無料

公式サイトはこちら

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