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地域でいかに仕事を見つけるか? 三豊市に移住した牛込麻依さん(後編)

香川県三豊市でのさまざまな生き方を紹介する本企画。今回ご紹介するのは、瀬戸内国際芸術祭がきっかけで三豊市に移住した牛込麻依さん。

前編では、初めて瀬戸内の島を訪れた大学時代から、実際に移住するまでの経緯をお伺いしました。後編では、三豊市に移住してから、仕事を見つけ、地域に溶け込んでいく過程を追います。

東京から瀬戸内に移住するまでの話はこちら。
https://mitoyo-city.note.jp/n/n4057d1e7c6c1

※本記事は2021年10月26日に旧・週刊みとよ ほんまモンRadio!(Seesaaブログ)で紹介した記事を再編集したものです。

住み込みでの仕事を始める

ー三豊での生活のスタートは、どう始まったの?

ごめちゃん:先に移住してた先輩の紹介もあり、三豊で香川暮らしをスタートさせることにしました! 最初は、三豊市豊中町の宿泊施設「UDON HOUSE」で手伝いをしながら住みこみをさせてもらいました。

その後、三豊市仁尾町のシェアハウス「GATE」を改装するタイミングに合わせて、こちらも住み込みをしながら、DIYを手伝ったりしました。DIYはあまり向いてないなと思いましたけど(笑)


ー仕事はどうやって見つけたの?

ごめちゃん:滞在していたGATEから行きやすい範囲で、まずは、「Café de flots」に、『働かせてください』ってお願いに行きました。ちょうど2020年春のオープン準備を進めていたゲストハウス「Kubel」の立ち上げの手伝いや、父母ヶ浜の塩の広報などに関わらせてもらいました。

ー働かせてくださいと飛び込んでいったんですね!!!結局、今は、どんな働き方をしているの!?

ごめちゃん:移住して1年経ったくらい、2021年春に、この地でしっかりやっていこうと個人事業主として登録をしました。

今は、地元の商店での運営サポート、ゲストハウス「リアン」の運営。もちろんほんまモンレポーターとして地元のライター業も!他にも、今は福岡で起業した友人の仕事を手伝ったりと、いろいろな仕事にチャレンジさせてもらっています。

運営を担っているゲストハウス リアン
ゲストハウス目の前の夕景

地域プロジェクトの運営メンバーにも!

ー個人事業主としての働き方は、今の三豊の生活にあっていたんだね!自ら飛び込んで、自分らしい生き方や働き方を作っていっている感じですね!

ごめちゃん:昨年は、「父母ヶ浜芸術祭vol.0」が開催されたのですが、その運営メンバーにも飛び込ませてもらいました! 

アーティスト対応やボランティアメンバーの募集や調整、会場運営などで、芸術祭期間だけではなく、準備期間から入れたら2か月くらい、飛び回っていました。

父母ヶ浜芸術祭運営メンバーと♪ ごめちゃんは一番右

芸術祭の運営を通して、地域でがんばっているメンバーと一緒に働く楽しさだけではなくて、小さな地域だからこその難しさも感じましたし、幅広い年上の人たちの考え方の違いにも触れました。どうやってまとめようと真剣に向き合う日々でしたね。

芸術祭が終わった後、周りの方たちから、『すごく頑張ったね!』と声をかけてもらえて、地域の方にちょっとだけ認めてもらえたのかなと、嬉しかったですね。

芸術祭期間のお仕事中!

瀬戸内海を見ながら暮らす日常

ーしっかりと地域の人たちと関係を作りながら、自分の居場所や役割を見つけて行ってるんですね! 

最後に、これからのことについて、伺います。

ごめちゃん:今、三豊では、まだまだ新しいプロジェクトを準備している話を聞いていて、もちろんそこにも関わりたいとは思っています。

でも、機会があれば、プロジェクトをゼロから立ち上げるところにも関わっていきたいなと思っています。そのためには、私ができることをしっかり伝えられるように、成長していきたいなと考えています。

東京で働いていた時は、突然、瀬戸内海に行きたい!みたいに、リフレッシュをしないと生きられないくらいの生活でした。今は、毎日、荘内半島の海を見ながら、通勤しているんですね。

日々、いろんなことがあっても、毎日リセットされて、リフレッシュに出かけていく必要が全くなくなりました。

瀬戸内海を見ながら暮らすのが日常になって、そして好きな人たちと働けて、日常が落ち着いていますね!

これからも、島でおじいちゃんたちの会話に飛び込んできたみたいに、三豊を拠点に興味があるものに飛び込みながら、自分らしいペースで生きていくんじゃないかなと、なんとなく感じています。

そしてもう一つ、大学でも学んだ大好きなアートにかかわる時間を、少しずつ増やしていけたらいいな・・・とは思っています。

ーありがとうございました!

飛び込みながら、でも自分のペースを大切に、好きなものに囲まれる暮らし・・・悩みながらも、自分らしいライフスタイルを作っていくお話が、生き生きと輝いていました!

これからも、素敵な出会いを一つずつ重ねて、三豊だけではなく、自分らしく活躍していく姿、応援しています♪

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