お試し移住や多拠点居住にぴったり!三豊の「瀬戸内ワークスレジデンスGATE」
2020年以降、コロナ禍でリモートワークが浸透したため、家を持たずに、好きな時に好きな場所で暮らす&仕事をするという方が増えました。
こうした方にピッタリなのが、定額制で日本全国のさまざまば場所に滞在できる「月額定額制宿泊システム」です。
三豊市内にも現在、「月額定額制」の宿泊スタイルを取り入れているゲストハウスが今、3つあります。今回は、そのうち三豊市仁尾町にある「瀬戸内ワークスレジデンスGATE」 ( LivingAnywhere Commons)をご紹介します。
※本記事は2020年7月25日に旧・週刊みとよ ほんまモンRadio!(Seesaaブログ)で紹介した記事を再編集したものです。現在の情報は、公式HPを参照ください。
仕事やコミュニティにもつながりやすい宿
2020年2月にオープンした三豊市仁尾町の「瀬戸内ワークスレジデンスGATE」は、仕事x住まいxコミュニティーをつなぐ宿です。
三豊市での仕事やコミュニティーにつながりやすく、比較的リーズナブルな滞在費から、スタートしてから1年の間で、ここに滞在した後に三豊市に移住を決めた方が6名も出ています。
◎瀬戸内ワークスレジデンスGATEの公式HP
2021年1月からは、「LivingAnywhere Commons」と提携し、新たなスタイルで三豊に来る方の受け入れをしています。
全国17箇所(2021年7月末時点)、四国では、徳島の美馬に次いで2カ所目の拠点となります。
LACが大切にしているのは、『自分らしくを、もっと自由に』!定住を進めるのではなくて、どこにでも住めるという生き方の提案です。システムとしては、月額25,000円で17拠点住み放題となります。
GATEを運営する瀬戸内ワークス株式会社の代表取締役、原田佳南子さんは、LACに登録した理由について「LACは、宿泊先のマネージャーが、来た方同士や地域とつなげる役割を大切にしているため」と語ります。
「『GATE』も元々、仕事xコミュニティーx地域をつなぐことを大切にしていましたが、その部分がマッチしたことがLACと提携した大きな部分です。
全国からフットワーク軽く暮らしている方たちが、これまで以上に集まり、コミュニティーマネージャーが地域の人たちや仕事をつなぎ、新しいコミュニティーの形が生まれたらいいなと思っています」(原田さん)。
地域の事業者とつながるフィールドワークも実施
「GATE」のコミュニティーマネージャーを務めているのが、自らもGATE滞在を経て三豊に移住した橋村愛希葉さんです。
現在は、香川県内だけでなく世界を舞台に個人事業主として事業をしながら、三豊で暮らしています。ここからは、橋村さんに伺います。
ーLACシステムの中で、三豊に来る方はどんなことを期待されていますか?
橋村:月額定額なので、いろんな拠点をまわりながら滞在していく方が多いですね。三豊の近くにある拠点は、徳島の美馬、岡山の津山です。この3拠点をまわりながら、人に会い、仕事をしている方が多いように思います。
また、全国の拠点をまわっている方もたくさん来てくれるようになってきました。来た方にお話をお聞きすると、まず楽しみにしてきているのが、「父母ヶ浜」です。父母ヶ浜は、GATEの目の前ですので、滞在中毎日歩いて行かれる方も多いようです。
三豊滞在中、みなさんはそれぞれのペースで過ごされています。リモートワークに慣れている方は、施設内の好きな場所でパソコンを広げて、オンライン仕事をメインに過ごしている方もいらっしゃいます。
橋村:また、月ごとに、滞在者さんと地域をつなげる交流型のイベントを開催する努力も続けています。7月は三豊市内で次々と立ち上がっている新規事業に取り組む事業者さんに会いに行くフィールドワークも行いました。
三豊市は、ここ3年くらいで、ゲストハウスも増え、新規事業にチャレンジする人たちも増えています。「チャレンジしやすい町」という視点も、若い世代の人たちにとっては魅力あるポイントだと思うので、これからは、このような事業の見学会なども増やしていきたいと準備をしています。
さらに先日は、滞在中に釣りがしたいという方がいました。海に面している三豊市では、沖釣りはもちろんですが、クルーズ船に乗って釣りを楽しむツアーを企画している事業者もいるので、滞在者さんや地域サポートメンバーと一緒に、島めぐりと釣りを楽しめる釣りクルーズを楽しんできました。
ーなるほど! マネージャーさんが地域を案内したり、つなぐ役割をしていくんですね!
橋村:そうですね!利用者さんの満足度も大事ですが、地域の人たちに、「GATE」があってよかったと思ってもらうことも使命の一つと思っています。なので、「GATEに滞在します」と地域の人に伝えた時に、「あ~、GATEに泊まってるのね!」と好意的に受け入れてもらえるようなつながりを作ることも大切にしています。
これまでに、地域のつながりを活かして、滞在者さんが地元のカフェに1日バイトに入ったり、イベントボランティアに参加したりと、滞在中のリアルな交流も生まれました!
ー来た時点から、地域に受け入れてもらえる感じがあるのはいいですね!三豊のことが好きになったら、移住をしたいという方も増えるのではないですか!?
橋村:すぐに移住とはならなくても・・・、何回か、行き来してもらって、気に入ってもらって、その人なりのつながりが産まれて、その結果、三豊に住むのもいいなって思ってもらえるのは嬉しい流れですね。
私も、GATEでの滞在を経て三豊に移住しましたが、こういったシェアスペースに滞在しながら、自分が気に入った物件をゆっくり探せるのはすごくよかったです!
そして、ここだけの話ですが・・・(笑)、地域の人たちのつながりを作ったことで、普通では貸してもらえないような物件を紹介してもらって、お気に入りの住まいに移っていった滞在者も多いですよ!
同時に、GATEでのつながりと信用から仕事も紹介してもらえるので、GATE滞在中に、いくつかの仕事に誘われて、そのまま移住したメンバーもいます。
ーそのつながりは、GATEならではですね!これからGATE x LACでやっていきたいことや感じている可能性を聞かせてください。
橋村:GATE のすぐ目の前には、たくさんの人が訪れるようになった父母ヶ浜があります。1回訪れて終わりではなくて、何回もこの地が気に入って通ってくれる人と、ゆっくり関係を作っていけるような拠点となっていけたらなと思っています。
そう考えた時に、この地で、あたたかく受け入れられる経験をしたり、知っている人がいるとか、頑張っているプロジェクトが気になるというのは、もう1回足を運ぶ理由になっていくと思うんですよね。滞在中に、そんなつながりを、滞在者さんと一緒に作り続けることを目指しています。
早い時期からLACの拠点になっていた静岡県の下田や、徳島県の美馬では、滞在中に出会った人達で、新しいビジネスが生まれたりすることもあると聞いていて、三豊もそんな場所になって行ったらいいなと思っています。
ーありがとうございます!
※
以下の記事で、実際に宿泊をした方に感想などを伺いました。
https://mitoyo-city.note.jp/n/n8259d6c1071f
瀬戸内ワークスレジデンスGATE / LivingAnywhere Commons三豊
住所:三豊市仁尾町仁尾乙282-10
公式HP:https://swr-gate.jp
メール:info@swr-gate.jp