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きっかけは瀬戸内国際芸術祭!三豊市に移住した牛込麻依さん(前編)

香川県三豊市でのさまざまな生き方を紹介する本企画。今回ご紹介するのは、瀬戸内国際芸術祭がきっかけで三豊市に移住した牛込麻依さん。初めて瀬戸内の島を訪れた大学時代から、実際に移住するまでの経緯をお伺いします。

※本記事は2021年10月25日に旧・週刊みとよ ほんまモンRadio!(Seesaaブログ)で紹介した記事を再編集したものです。

最近、三豊では、幅広い世代で移住をしてきている人たちがいます。

自分の住みたいところを選んで移住してきた人たちは、どのような暮らしをしているのか。

2019年12月に三豊市へ移住した牛込麻依さん(27歳)。現在、『週刊みとよほんまモンRadio!』のレポーター「ごめ」ちゃんとして、一緒に三豊市内を飛び回っているメンバーでもあります。

以下、「ごめちゃん」でお話を伺います。

島旅にハマる

ーごめちゃんの出身は、群馬県ですよね? 瀬戸内にはどういうご縁でやってきましたか?

ごめちゃん:初めて香川県、そして瀬戸内海に来たのは、8年ほど前、大学2年生の時です。

大学で、美術史を専攻したかったので、美術を勉強するなら『アートの島々』のある瀬戸内に行っておかなければと思いました。

最初の旅は、直島に2泊3日の旅でした。まずはかぼちゃのあるところに行かないと思って! 

そしたら、瀬戸内海に魅了されましたね! 海の穏やかさ、多島美、出会った人たちのあたたかさ・・・、なんていいところなんだと!

初の直島上陸時、記念の写真♪

ー初めての島旅で素敵な出会いがたくさんあったんだね♪

ごめちゃん:次は豊島に行こう!とすぐに決めるくらい、島旅にハマりました!そこから、大学の休みができるたびに瀬戸内の島々を巡ってました。

大学4年生の時の卒論のテーマを『瀬戸内国際芸術祭2016』にしました。

卒論のために、芸術祭をサポートするボランティアのこえび隊に参加したり、縁のあったアーティストさんの作品制作を手伝いに1週間くらい住み込みをさせてもらったりもしました。

2016年、住み込みでアート制作に関わっていた時の写真

ー瀬戸内に来るたびに、いろんな出会いやご縁で、色の濃い島時間を過ごしていたんだね!

ごめちゃん:島に行ったら、わからないことを島の人に聞いたり、地元のおじいちゃんたちの会話に飛びこんでみたり、旅行者としてではなくて、島で過ごすのが当たり前の感覚で、溶け込みながら過ごしています。

毎回、あったかい出会いがあって、島に行けば行くほど瀬戸内が好きになりましたね。

島の人と交流するのが旅のスタイル💓

ーごめちゃんらしい旅のスタイルが、瀬戸内の島での時間にぴったりと合っていたんだね! 瀬戸内に住みたいと思った?

ごめちゃん:40代になったら、瀬戸内の島に住もう! それまでしばらくは、東京で仕事を頑張ってみよう! 大学を卒業する時にはそんな風に考えて、まずは東京で就職をしました。

それでも、ちょっと休みが取れると、瀬戸内に島に通っていました。

ー島への旅って、船の時間を調べたり、島内の移動手段を考えたり、準備もあると思うけれど、調べたり準備をしてきていたの?

ごめちゃん:最初のうちは、港の場所や移動手段なども調べていました。島に行く計画を立てるのは大好きだったんです! 

でも、だんだん行き当たりばったりでも行けるようになりました。意外と何とかなるんだって!

とある日の島旅風景♪

ー本当に瀬戸内の島が大好きなんだっていうのが、話からすごく伝わってきました!

でも、思ったより早く、しかも、島ではなくて、三豊に移住することになったんですね?

ごめちゃん:2017年、東京の会社に入社したのですが、少し頑張り過ぎてしまって、入社2年を過ぎたくらいに、体調を崩してしまいました。

少しゆっくり過ごしたいなと思い、2019年春、瀬戸内に遊びに来ました。

ちょうど瀬戸内国際芸術祭2019の春期会期中だったので、こえび隊としてボランティアをしたり、観光を楽しんだりして、瀬戸内で過ごしたのですが、その時感じたのが『久しぶりに深呼吸できた!』という感覚でした。ここなら、健康に暮らせるかもしれないと!

ー東京の会社員生活に疲れていた心と体にも、瀬戸内の島々の時間は、いい癒しの時間をもたらしたんですね! 

2019年春に遊びに来て、その冬に移住、タイミング的に、そこから移住への流れが速かったね!

ごめちゃん:そうですね。芸術祭の春会期が終わったころには、『やっぱり自分が好きな瀬戸内に移住しよう!』と決めて、その冬には移住していましたから!

東京に帰って、家を引き払って、友人が住んでいる拠点をいくつかまわりながら、本当に香川でいいのかな?ということを感じながら夏の間を過ごしました。

そして秋前に『やっぱり香川で大丈夫だ!』と確信に変わり、香川に戻ってきました。

ー2019年秋には、また瀬戸内国際芸術祭の秋会期がありますもんね!

ごめちゃん:2019年の芸術祭秋会期には、こえび隊として高松を拠点に、約2ヶ月、香川県に滞在しました。こえび隊の宿舎は、台湾、中国など海外からのワーキングホリデー制度で日本に滞在している人も多く、みんなで世界の料理を作って一緒に食べたり、元気の溢れた人たちと一緒に過ごしていたので、どんどん元気をもらいました!

秋会期は、香川県の西の方の島も芸術祭が行われているので、粟島や志々島にも遊びに来ました。

2019年 こえび隊滞在時の楽しかった思い出!

ー粟島、志々島、そして三豊の印象はどうでしたか?

ごめちゃん:なんとなくなんですが、粟島や志々島に行ってみて、こっちのほうが生活の感じが見えて落ち着くな~と感じました。島に暮らしている人たちが、普通に自分たちのペースで暮らしているように見えましたね。

粟島上陸!

あと西の方は、うどんが美味しいなと、いりこ出汁の美味しさもよかったです!

2019年秋会期の頃、ちょうど東京の会社員時代の先輩が、三豊に移住したと聞いて、お話を聞かせてもらいました。

先輩が三豊で会った人たちの話をしてくれたのですが、面白い人がいっぱいいるよと話してくれて! 

その話が面白そうで、地方を元気にするために働いている人たちにも興味がわきましたね!

ーそのご縁で、2019年冬には、三豊に移住したんですね!

ごめちゃん:どうして瀬戸内に住みたいと思ったのか、考えてみました。

その気持ちは、ただ『好きな場所に住みたい!』という気持ちでした。

何をしなくてもいいから、自分が感じて、自分で選んで、自分がいいと思ったところに住みたい!って思った時に、ちょうど三豊とのご縁があったという感じですね。

高松よりも田舎っぽい感じも、生活をするのにちょうどいいかなとも思いました!

後編では、瀬戸内の島旅を楽しんでいたごめちゃんが、いよいよ三豊に移住し、地域に溶け込んでいくまでの流れを追います!

後編はこちら。
https://mitoyo-city.note.jp/n/ndc506836e0a1


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