宿運営に制服リユースも!三豊市にUターンし、多彩な活動に取り組む辻慶子さん(後編)
香川県三豊市でのさまざまな生き方を紹介する本企画。今回ご紹介するのは、大阪に憧れ三豊市を飛び出したものの、紆余曲折を経てUターンし、今はゲストハウスの運営などに携わる辻慶子さんです。
前編では、離婚を経て大阪から三豊市にUターンするまでをお伝えしました。後編では、三豊で仕事を見つけ、活動の幅を広げていく様子を追います。
前編はこちら
https://mitoyo-city.note.jp/n/nc3fd3f388d5c
※本記事は2021年12月2日に旧・週刊みとよ ほんまモンRadio!(Seesaaブログ)で紹介した記事を再編集したものです。
大阪での経験が生きる、宿の運営
ー2020年、実家のある三豊で仕事があるか探し始めてからのお話が続きます。
慶子さん:2020年夏、友人に三豊での求人探しをお願いしておいたところ、秋ころ、一度面接に来ませんか?と連絡をもらいました。それが、今もお世話になっている、URASHIMA VILLAGEです。
ーオープン後に管理運営を任せられる人を探していたということで、お声がかかったんですね。
慶子さん:2020年秋ころに面接があり、冬前に採用決定の連絡をもらいました。
2021年1月オープンとのことでしたが、子どもを転校させなければいけなかったので、出来たら4月入社にしてほしいとお願いしたところ了承いただいたので、大阪での仕事を終わりにして、三豊に戻る準備を始めました。
ー子どもたちは転校すること、香川に住むことはすんなりと受け入れてくれたのですか?
慶子さん:実家のある三豊には何度も遊びに来ていたので、香川ならいいよ!という感じでした。それぞれ転校して入った学校でも、楽しくやってくれているみたいです。
ーそれは安心しましたね!URASHIMA VILLAGEでの仕事はどうですか?
慶子さん:始まったばかりのゲストハウスなので、新しくシステムを作ることもしながら、お客さまも迎えますので、最初のうちはどうなることかと思いましたが、幸い、一緒に働いてくれるスタッフさんたちに恵まれたので、いい感じでまわり始めています。
とはいえ、今年の8月はほぼ休みなくお客様をお迎えすることになり、すごく忙しかったですね。
ーお話を伺っていて、高校時代の先生のアドバイス、そして大阪での仕事などが、今の三豊での仕事にも結び付いているように思いました。
慶子さん:そうですね! 高校の先生が人と関わる仕事をしろと言ってくれたことは、今もずっと続いていますし、やはり向いているなと思います。
そして、半年だけですが、大阪で民泊運営会社で働いていた時の経験も、すごく役にやっています。あの時、民泊激戦地の大阪で、日々20軒近い宿泊先を管理していた経験を思えば、今は余裕を持って準備したり丁寧に接客することができるので、お客さまにお会いすることも楽しめていますね。
制服リユースの活動にも従事
ー香川に戻ってきて半年ですが、すでに新しい活動にも取り組み始めていると聞きました。
慶子さん:三豊・観音寺地区を中心とした『制服リユース』の活動を始めました。まず第一段階として、三豊・観音寺で回収活動を始めています。予想以上に制服の集まりがよくて・・・(笑)。
集めているのは、制服だけではなくて、学用品、例えば絵具セットやピアニカなど、その年齢を過ぎたら使わなくなるようなものも回収しています。
集まったものをきれいにして、販売活用していけるように、引き続き準備をしているところです。
制服リユースについて
お問い合わせ:090‐4645‐3026
回収ボックス設置場所:三豊市仁尾町 宗一郎豆冨
三豊市詫間町 DEMI 1/2
実家がリノベーションしお店に
ーまた「制服リユース」のお取扱いの詳細がわかってきたら、ぜひお話を伺わせてください!
そして、一番最初に写真を撮影させてもらった場所、「大家族宿 辻家」も始まるそうですね。
慶子さん:元実家だった場所は、今、昔ながらの豆腐屋さんとなりました。そして、その裏手がゲストハウスになるみたいです・・・(笑)。
みたいというのは、運営自体は、宗一郎豆冨のスタッフさんが中心になってやってくれることになっているので、私はあまり関わることはないと思います。
でも、実家があった場所が、昔のように、たくさんの人を迎えておもてなしできる場所に生まれ変わっているのは、嬉しいなと思って、近くで応援しながら関わっていくのかなという感じです。
ー三豊生活を始めてまだ半年なのに、すでにいろいろと活躍の様子!!!これからも、まだまだチャレンジが続きそうなパワフルな慶子さん、ご活躍の様子楽しみにしています♪