地方での働き方は?三豊市のアパレルメーカー・オギタヘムトの執行役員、徳永保さん(前編)
香川県三豊市でのさまざまな企業の働き方を紹介する本企画。今回ご紹介するのは、アパレルメーカー、オギタヘムトです。
同社は、1959年創業。さまざまな衣類品の製造・販売を手掛けてきました。近年は、今治タオル生地をつかった自社独自ブランド「三豊肌衣」を立ち上げています。
2021年6月11日のラジオ番組放送時には、番組パーソナリティーのこけ枝さん&筒井さんも着用して、その着心地の良さは体感済み💞
2021年にはクラウドファンディングにも取り組み、香川からの発信に力を入れています。
今回は、全4回にわたってオギタヘムトで働く方たちをクローズアップ。その想いを紹介していきます。
※本記事は2021年8月30日に旧・週刊みとよ ほんまモンRadio!(Seesaaブログ)で紹介した記事を再編集したものです。
まず第一弾は、約3年前に香川県に来たという執行役員の徳永保さん。経理を中心に、会社の中枢を担っています。
多くの改善余地
ー香川に来て、3年くらいになるそうですね!香川に来て、オギタヘムトで働くことになったきっかけを教えてください。
徳永さん:現在のオギタヘムトの森社長に、声をかけてもらったことがきっかけです。以前、森社長とは違う会社で一緒に働いていた時期がありました。
先に森社長がオギタヘムトに来ていましたが、こちらの経理が辞められるというタイミングで、私に、ぜひ来てくれないかと、連絡をいただきました。
ーオギタヘムトの印象はいかがでしたか?
徳永さん:いいシャツを作っている会社だなと思いましたね。こんないいシャツが売れないはずはないという想いから、こちらに来ることを決めました。
来てみたら、経理や商品の管理など、見えない部分で、まだまだ改善していける部分がたくさんあるなと思い、いろいろな仕事に取り組んでいます。
ー3年経ちますが、取り組み状況はいかがですか?
徳永さん:少しずつ準備を進め、まさに2020年頃から、公式HPもしっかりさせてネットを通じての販売をこれからやるぞ!と思っていたタイミングでコロナ禍に入ってしまいました。
そんな中ですが、インターネット販売の経験があったスタッフにも新しく入社してもらい、ネット販売の仕掛けも準備して、少しずつ新しいチャレンジも形になってきています。
香川から発信を続ける意義
ーなるほど!手に取れる香川県内での販売だけではなく、ネットを通じて全国の方へ向けての発信が中心になっていくんですね。
ファッションというと、どうしても東京や大阪などが中心地なのかなと思いますが、香川からの発信を続ける意義は、どのように感じていますか?
徳永さん:香川で丁寧に服を作り、ファッションを発信している元気な会社がある!というところに誇りを持って、地方から全国へ発信していきたいですね。
流れの早い東京にいると、客観的にモノが見えなくなる感覚があります。オギタヘムトでは、創業者がいる土地に本社や工場があり、たくさんのスタッフと一緒にシャツを作っている現場が目の前にあります。
そんな現場から、直接、作っているからこそ感じる声を届けることは、価値があると感じています。
ー香川のモノづくりを通じて、元気な会社があるということ、私も一緒に発信していきたいです! さて、今、そしてこれから大切にしていきたいことをお聞かせください。
徳永さん:シャツの販売としては、三豊肌衣の着心地の良さを伝えて、たくさんの方に届けていきたいですね。そのために、社内では見えない部分でしっかり準備を進めています。
そして、一緒に働く人たちに対しては、新しい挑戦をしやすい環境を作り続けています。シャツを作る人と販売する人が近いので、ぜひ、新しいシャツの形などをいろいろなスタッフと一緒に作っていきたいと考えています。
ーありがとうございます!
※
中編、後編はこちら!
中編 荻田縫製研究所・工場長、岡村勝美さん
https://mitoyo-city.note.jp/n/n5499cc12db4d
後編 ICT事業部・部長 南部悟さん
https://mitoyo-city.note.jp/n/nfc144dcca761
株式会社オギタヘムト
住所:三豊市豊中町笠田笠岡2303-1電話:0875-62-6290
公式ホームページ:https://www.ogita-hemd.com/index.html
三豊肌衣オンラインショップ:https://hadae.jp/
公式FBページ:https://www.facebook.com/hadae.official