子どもたちの夢は「このまちの未来」|山下昭史三豊市長
毎月第1、2金曜日にエフエム香川にて放送中!
香川県三豊市の話題をご紹介している「週刊みとよほんまモンRadio!」。
今回はスタジオに、山下昭史市長が来てくださいました!
ご多忙の中の生出演です!
今回のゲストは三豊市、山下昭史市長!
なんと今年度、3度目のご出演です。いつもありがとうございます。
年度末も近づき、現在は予算編成などでお忙しくされているという市長ですが・・・先日は東京にも行かれていましたね。
山下市長 瀬戸内みとよマルシェin有楽町。お天気にも恵まれてたくさんの人が来てくれました。有楽町駅前の広場が会場ということで、元々とても人通りの多い場所ということもありますし、本当に大勢お立ち寄りいただきました。
とても寒かったですけど、職員も凍えながら頑張りました(笑)。
ちなみに、当日の様子はレポート記事で詳しくご紹介しています♪
ぜひ↓こちら↓からご覧ください!
放課後改革・・・その後
さて、前回のご出演の際に特に子どもたちの放課後改革についてお話を伺いましたが、今年度も残すところあと2ヵ月。成果はいかがでしょうか。
山下市長 三豊市の取り組んでいる放課後改革は、(昨今全国で)話題になっている「部活動の地域移行」も含む、子どもたちに、放課後色々なことができる、その選択肢を増やしていこう、という取り組みです。
以前もメタバース部やみとよ探究部を紹介させてもらいました。
山下市長 そういった流れの中で、子どもたちからも「こういうことがしたい」という声もきこえるようになっていますよ。
既存の部活動にしても、バスケットボールなら3x3を、プロの選手を呼んで講習会を開いたり、野球なら三豊市を南北2つに分けて、みんなで練習してみたり・・・吹奏楽も合同練習をやってみよう、と実験的に活動しています。
選択肢がこうして広がっていくことで、子どもたちにも「やりたいことを(諦めず)やっていいいんだ」と思ってもらったり、保護者の方にもこういうやり方があったんだ、と気付いていただけているのかなと。
そういったことを、三豊市全体でやっていくことが重要だと思います。
さらに今後は、(少子化で)子どもたちも少なくなっていますから、三豊市単独ではできない状況でも、お隣のまちと一緒にやってみようとか、広がり方を考えていく段階になるのかなと思いますね。
子どもたちに「こういうことやってみたいんだけど」と言われた時に、無理、できない、と諦めるのではなく、(どうすれば実現できるか)考えてみる、動いていくことが重要だと感じています。
そうした枠組みづくりを大人がしていくというのは本当に大切なことだと思います。子どもたちの希望を、かなえていきたいですね。
山下市長 そうですね。子どもたちの夢や可能性は大事にしなければいけない、まちの未来そのものです。
(私たち大人が)諦めなさい、と言うか、ちょっとがんばってみようか、と言うか。
全然違いますよね。
さぬき映画祭で上映!
そして、子どもたちの可能性をさらに広げる、明るい話題も届いています!
いよいよ本日、2/3(土)から開催される「さぬき映画祭2024」で、三豊市の中学生映画制作スクールの作品「みとよ物語」の上映が決まりました!
山下市長 ついに、という想いですね。さぬき映画祭で上映していただけるというのは、子どもたちのモチベーションもあがりますよね。
彼らはただ映画を作るだけじゃなくて、目標として「お客様に見せるところまでやりましょう」ということを設定しています。
毎年作った映画は、11月に詫間町のマリンウェーブで上映するのですが、ポスターも自分たちで作り、広報・宣伝も自分たちでやってお客様に来てもらうんです。
それが今度はレクザムホールで上映ですから。
「みとよ物語」はさぬき映画祭初日、2/3(土)10:30よりレクザムホール・小ホールにて上映されます。
シリーズを連続して上映。無料ですが、入場整理券が必要です。
(詳しくはさぬき映画祭2024ホームページをご覧ください!)
山下市長 この映画制作スクールも、始まった当初は10人あまりだった参加者が去年は32人まで増えました。
活動の内容も、脚本から全部子どもたちがするんです。参加者全員が書いてきて発表して、みんなで「この脚本にしよう」と絞っていって・・・
でも本当に子どもたちが作ったの?と言いたくなるようなすごい脚本が集まるんですよ。
今回上映される作品もそうですが、様々な社会的なテーマについて考えて作っています。LGBT、友人関係、ヤングケアラーの問題・・・
そしてそれを映像化していく。映像も音楽も考えなくてはいけません。
映画は総合芸術と言われますが、子どもたちはその過程を目の当たりにする、実践していくんです。
私も映画が好きなので、羨ましいですよ。
8mmフィルムを切り貼りして編集、なんてしていましたから。
こけ枝さんも「自分たちの世代は映画はやっぱり憧れ・華!」と。
そこから考えると、なかなか貴重な体験ですよね・・・
また、現代の子どもたちにはyoutubeなど動画のプラットフォームも様々ありますし、そういったものにも生かされていくかもしれません。
山下市長 そう、(入口は)手軽なんだけど、大人たちが真剣に向き合っている映画という仕事が、こんなにも大変なことがあるのか、というのが伝わればいいなと思いますね。
上映会には山下市長も参加されるんですよね。
山下市長 映画制作スクールに参加した中学生の子たちも来ます。
彼らがこの経験で掴んだもの・感じたものってなんなのかな、という所を語ってほしい、聞きたいですね。
卒業した子たちの中には、実際に映像に関わることがしたい、デザインに興味がある、色々な子がいますが・・・
中学生って、初めて自分の将来について、本気で考える時期ですよね。
そういった時期の子どもたちに、こういう選択肢もあるよ、という環境があった時、どう感じるか。大切だなあと思います。
ゼロからイチを生み出す、というのはすごいことですよね。それを映画制作スクールを通して体験した中学生の皆さんが、今後それをどう生かしていくか、楽しみですね。
山下市長 映画や映像制作に限らず、自分がやりたい方向に進んでいく時に何かのプラスになるというのが重要ですよね。
その時に、じゃあ自分は世界でがんばろう、と思うのか、三豊に帰ってこよう、と思うのか、それはそれぞれだと思いますが。
プロフェッショナルの裏側を実践を通して知ることが、次の「知りたい」に発展していくきっかけにもなりそうですね。
今までになかったものを生み出していけると思います。
山下市長 そうですね。まさに「探求」ですよね。
じゃあこの仕事の背景は?この仕事の苦労は?どうやったらできる?
それを知っていくことってものすごく重要だなと思います。
子どもたちが「これをやってみたい!」と思った時に、できるかぎりのことはしてあげたいですよね。自分の子どもがこれをしたい、っていったらさせてあげたい、いきなり諦めろという親はいませんよね。それと同じ気持ちです。
本当に、子どもたちは色々な面で、大人に触れることで、学んでいます。
学んでいる子どもたちをみて大人も学ぶ。
(映画制作スクールの活動などから)そういったことを感じます。
これじゃなきゃだめ、ということはありません。恐れずにいろんなことをやってみたらいいと思いますね。
どんどんチャレンジしていくみとよの子どもたちを応援したいですね!
そしてまたお話を聞かせていただきたいと思います。
市長、ご出演ありがとうございました。
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