三豊市の旬の話題をお届けしている「週刊みとよほんまモンRadio！」
2月3日のゲストは、三豊花き部会・マーガレット部会の金子忠司部会長、菅京子副部会長でした。

見頃が終わったあとも、花びらが散らない「落ちない花」マーガレットは、今まさに真っ只中！の受験シーズンにぴったり。実は三豊市は、このマーガレットの日本一の生産地なんです。
今回はお二人に、改めてみとよのマーガレットについて伺いました。

生産量日本一、三豊のマーガレット

三豊市のマーガレットの栽培の歴史は、35～40年ほど。
最初は露地栽培から始まり、現在はハウス栽培も盛んです。

温暖で霜が降りない荘内半島が、菊やマーガレットの露地栽培に適していたからだそうですが、その後、イチゴを栽培していたハウスを利用しマーガレットのハウス栽培が始まりました。

菅さんのハウスの場合は、例年7月の中頃から苗の定植がスタート。収穫時期をずらすために、1週おきに定植していきます。
出荷は10月末頃に始まり、翌年4月まで続くのだそう。

ー半年収穫が続くのは大変ですね！

菅さん　苦労はやっぱりありますね。マーガレットは特に水やりが難しいです。苗から、50cmに育つまでは水を欠かさず、そのあとは水を切っていきます。真ん中に一輪花が咲いて、周りにも蕾が五～六輪つくんですが、水が多くて葉が伸びすぎて、花が隠れないように。水やりが一番大事ですね。

ー三豊市が日本一の生産地なのは、どんな理由から？

菅さん　水はけがいい砂地だから、水がよく引いていくんですね。花姿がとてもきれいにできるんです。

マーガレット栽培の魅力と課題

お二人とも長くマーガレット生産に携わっているということで（金子さんは、この道30年！）、改めてその魅力をお聞きしました。

金子さん　きれいな花ができた時の単価は大切。肥料代や電気代、色々な値段が上がっているから。やっぱり1円でも高く売れたら嬉しいですよ。

菅さん　とにかく水やり、予防とすごく難しいので、できた花の姿を見て、上手にできたらよかったなと思います。なかなか大変ですが。

やりがいもそういった所から生まれるんですね。ただ、そんな三豊のマーガレットにも課題があるということですが・・・

金子さん　日本一の産地をうたっていますが、生産量は高齢化とともに少しずつ下がっています。現状維持しながら、続けていけたらなと思うのですが。

菅さん　私も、後継者がいないので。健康に気を付けて長く作れるようにがんばっていきたいですね。

現在、三豊市でマーガレットを生産されている農家は20～30軒ほど。
マーガレットの栽培に興味のある方を随時募集しているとのことです！
日本一の美しい三豊のマーガレット、受け継いでいってほしいと願うばかりですね。
最後に、お二人からラジオをお聞きのみなさんに、メッセージをいただきました！

菅さん　受験シーズンということで、マーガレットは「落ちない花」、きれいなお花を見て、がんばってほしいなと思います！

金子さん　歴史のある花なので、それを次に繋いでいけるよう、移住者さんや新しく就農したいという方を待っています。空いているハウスもある現在、初期投資をあまりしなくても参加できるような環境はあります。次の世代に、という活動していきたいですね。

チャレンジできる環境は整っている、ということですね！
やってみたいという方はぜひ金子さん、菅さんにご相談ください。

今回実はスタジオにもマーガレットをいただいていたのですが、美しいお花に癒されつつ、生き生きとした葉とお花にパワーもいただいた一同でした。落ちない花、贈り物にもよさそうですね！
三豊の美しいマーガレット、これからも楽しみにしています。
ご出演ありがとうございました。

2月11日開催！シンポジウムも参加受付中

そして番組ラストでは、先日お知らせした三豊市で開催されるシンポジウムについて、改めてご案内いたしました！
世界の海をみてきたタラ号のお話など、貴重なエピソードが聞ける機会。
現在、参加申し込み受付中です！以下の記事から申込フォームへも進めますので、ぜひ詳細ご確認いただき、皆さまお誘いあわせの上おでかけください♪

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