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三豊市と東京の2拠点生活⁉ 父母ヶ浜の管理を担う田中尚吾さん(前編)

三豊市の人気スポット、父母ヶ浜で、指定管理者として活動されている東邦レオの田中尚吾さん。本記事では、田中さんの二拠点生活や、地域への想いを聞きます。

※本記事は2021年12月28日に旧・週刊みとよ ほんまモンRadio!(Seesaaブログ)で紹介した情報を転載したものです。

父母ヶ浜の指定管理の中心を担う東邦レオ

近年、夕日の絶景スポットとして急速に人気になった三豊市の父母ヶ浜。

2019年4月より、父母ヶ浜の海水浴場は、海の家の機能を持つ「父母ヶ浜ポート」を中心に、3つの会社の指定管理事業者となる形で運営されています。


父母ヶ浜ポート

この「父母ヶ浜ポート」管理の中心となっているのが、大阪に本社のある東邦レオ株式会社です。

東邦レオは、主に首都圏の大型商業施設やマンションなどの施設内緑化に取り組んでいます。

今回は、2021年春より統括責任者となった東邦レオの田中尚吾さんに、現在の働き方を伺います。

田中尚吾さんに聞く!なぜ父母ヶ浜に?

画像:田中さん

入社13年目とのことですが、主に東邦レオではどのような仕事をされてきましたか?

田中:入社してから、主に、首都圏の分譲マンションの植栽管理業務を担当していました。敷地内のグリーン管理を通じて、マンション内コミュニティの場所を作るような目的があります。

参考:東邦レオ㈱ クリエイティブグリーン事業


また、マンション内のコミュニティ作りのサポートの一環として、マンション×農村の都市連携PJにもチャレンジしました。


「ヒトはいるけどモノはない都心部コミュニティ」  
と、
「ヒトは少ないけどモノはあるローカルコミュニティ」

この2つをつなげる『シェアリングエコノミーコミュニティ』という新しい街の在り方を作ることにチャレンジしていましたが、2020年のコロナ禍により、そのプロジェクトは今は延期となっています。

植物の緑&グリーンの力を取り入れながら、生活の中での魅力づくりに取り組む、東邦レオらしい最前線のお仕事の取り組みですね! 三豊市の父母ヶ浜へ初めて来たのはいつですか?

田中:2019年春より、東邦レオとして指定管理業務をスタートさせた時に、イベント運営サポートとして初めて来ました。

印象はいかがでしたか?

田中:素晴らしいロケーションはもちろんでしたが、この場所を形作ってきた地域のひと、文化、歴史に感激しました。

そして私の叔母の居住地が詫間だったことを知りました(笑)

え?ご親戚の縁もこの地にあったとは!!! 

田中:いろいろなご縁もありましたから、前任者の交代の話が出たときに自分から立候補しました!これからは、地域の中での事業づくりに取り組みたいと考えていたので、新しいチャレンジの機会にもなりそうだと思いました。

2021年春から三豊市との二拠点居住に

その立候補のご縁で、2021年春より三豊市の現場責任者となったのですね!東邦レオの社員の方は、東京との二拠点生活をしながら三豊の業務に関わってくれている印象です。2021年春からの働き方を教えてください。

田中:月の1/3、主に週末は、三豊へ来て、現場を見ながら父母ヶ浜の事業運営、企画に関わります。

月の2/3、主に平日は、東京で大手のビルやマンションの管理会社に対するグリーン緑化の法人営業や、マンション管理業務に関わっています。

おー、まさに二拠点でのお仕事!移動時間なども含めてお忙しそうですね! お休みはあるんですか?

田中:平日の休めそうなときに、休みも取ってます(笑)

それは安心しました!(笑)。東京での仕事は、大手企業が取引先になることが多い東邦レオの中で、三豊市の父母ヶ浜担当になるということは、社内的には、どのような働き方やポジションとなるのですか?

田中:東邦レオでは、事業ミッションとしてCSV経営を体現する地域拠点事業として全国にいくつか拠点を構えています。

父母ヶ浜もその一つとなります。

CSV経営とは? 詳しく教えてください!

田中:経済価値と社会価値の両方を循環させながら事業にしていく取り組みのことになります。

会社としては売上や利益も守りつつも、取り組む事業が社会や環境への課題の解決につながったり、働く人のペースを大切にしながら、循環型の社会システムを作ることです。

参考:東邦レオ経営方針 CSV経営


父母ヶ浜も、東邦レオのCSV拠点の1つです。

地域の課題に向き合いながらも発展に繋げつつも、事業としても自立していけるような経済システムを作ることにチャレンジしています。

参考:東邦レオCSV拠点
都心 東京都九段下 https://kudan.house/
下町 大阪市中津 https://hyper-engawa.com/
団地 福岡県宗像市日の里団地  https://stzkr.com/


今、私が父母ヶ浜の拠点運営責任者となります。新しいことへのチャレンジでもありますので、東邦レオの中でも大変なとこにおるなあと思われているんじゃないかと思います!

新しい地域での、新しい取り組み、そして事業としての責任ともなると、その大変さは同僚の方たちにも伝わっているのですね! 

とは言え、父母ヶ浜での大きなイベントの際には、東邦レオの社員の方がたくさん応援に来てくれていますよね! 

田中:社内では父母ヶ浜は楽しそうな現場にも見えているようで、イベント開催の際には、社内メンバーも三豊によくきてくれています。

同時に、父母ヶ浜の現場で一緒に体を動かしていると、今、地域の中で少しずつできることが形になってきているのは、地域の皆様とのコミュニケーションや合意形成などは長い時間をかけて継続してきているということも感じてくれます。見せていない部分での苦労や仕事としての大変さも、現場に来ると感じてくれているようです。

2021年イベント後に関係者の方と一緒に♬

三豊市の印象は?

イベントで率先して地域のために動いてくれている東邦レオの方たちの姿は、いつもまぶしいです! 

現場に来てくださることで、この地域のことを知ってもらい、そしてこれからのことを一緒に考えるきっかけになってくれていそうで、本当にありがたいです!

さて、田中さんも父母ヶ浜の担当となり、間もなく1年になりますね!実際に関わってみてどう感じていますか?

田中:他の自治体と比較させていただくことになりますが、三豊は、新たな取り組みや事業が多く、しかも若手が頑張っている印象です。

そして、年長者の方たちは若手の新しいチャレンジを応援してくれている風土が素晴らしいと思って見ています。

三豊市役所の方々も発想や雰囲気が柔らかい方が多いですね。一緒に地域を盛り上げる仕事をしていく中で、いい意味で助け合える関係ができやすいと感じています!

三豊全体の印象としては、皆さんにラテン系の明るさを感じています(笑)

ラテン系の明るさ(笑) 。今年の移住インタビューで、このフレーズは2回目です!ミトヨ=ラテン説、今後検証していこうと思います!

2021年11月には、RVパークなど新しい事業が始まりました。準備運営はいかがですか? 

田中:コロナ禍で、人の動き方が日に日に変わっていく中で準備を進めてきましたので、ようやく新たな事業を形にすることができて、有難い限りです!

父母ヶ浜と言えば、圧倒的に夕日の時間が有名ですが、夕日だけではない父母ヶ浜の魅力もたくさんあります。例えば周辺の飲食店、街並み、美味しい農産物などの魅力を伝えて、また来たくなる三豊になれるお手伝いが出来たらと考えています。

まさに、今回のRVパークのように滞在時間が増える取り組みを通じて、色々な仕掛け、きっかけを父母ヶ浜に滞在する方に伝えて感じてもらいたいです。

後編では、2022年以降の父母ヶ浜の展望について伺います!

↓後編はこちら。
https://mitoyo-city.note.jp/n/nb81cd8377161

田中さんがお仕事している父母ヶ浜ポートの情報

住所:三豊市仁尾町仁尾乙203-3(父母ヶ浜海岸内)
FBページ:https://www.facebook.com/Chichibugahama.Port

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