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原動力は「ワクワク」したい、させたいという想い。溝端直毅さん

香川県三豊市の話題をお届けしている「週刊みとよほんまモンRadio!」
12月2日は三豊市産業政策課より、溝端直毅さんにお越しいただきました。

「地域活性化企業人」という制度で、三豊市に移住して来られた溝端さん。
今日は改めて普段のお仕事について、そして地域活性化企業人という制度について、じっくり伺っていきます。

地域活性化企業人、とは

溝端さん リスナーの皆さんは、三豊市といえば、まず思い浮かぶのは父母ヶ浜などのいわゆる観光スポットではないでしょうか。
僕はその三豊市の産業政策課というところで、観光政策の行政側の立案、市内の観光事業に取り組んでいる事業者さんの支援活動などをしています。

ですが、市役所の正規職員ではありません。総務省の「地域活性化企業人」という制度を活用して、東京の会社から出向する形で、2019年から三豊市で働いています。

――地域活性化企業人とは?

溝端さん 地域活性化のために外から人が来る制度、というと「地域おこし協力隊」はご存知の方も多いのではないでしょうか。「地域活性化企業人」はその姉妹版と考えていただけると分かりやすいと思います。基本的には、東京などの三大都市圏にある会社の社員が、地方活性化のために一定期間、地方自治体に出向して働くことを総務省がサポートする制度です。

僕はもともと、東京にある「MATCHA(まっちゃ)」という、外国人の旅行者に対して日本の魅力をお伝えするWebメディアで、記事を制作する編集・ライターの仕事をしていました。

この制度を使っての働き方は、人によって多少違うのですが、僕の場合は三豊市に出向し、行政の仕事と並行して、MATCHAの仕事も続ける、という形をとっています。

――人事交流、は聞いたことがありますがそういった制度もあるんですね!もともとのご出身は、どちらですか。

溝端さん 神奈川県生まれ、千葉県育ちです。大学や仕事も、基本的に東京の方に行っていました。
ただ、都会で過ごすよりも、自然が多い地域にいる方が、自分は解放感を感じられて幸せに生きていけるだろうという想いがずっとありました。

近年は、各地で地域活性化の取り組みが盛り上がっていますよね。そうした動きに個人的にわくわくする部分もあり、地方移住に興味を持っていました。色々な地域を見て回ったりもしていたんです。

MATCHAは業務のひとつとして、全国の自治体や企業の、外国人誘客のサポートも行っています。この仕事で色々な地域との繋がりもできるので、それも地方移住に役立つかな、というのも実はMATCHAで働く理由のひとつでもありました。

移住して見えた三豊

――元々、地方移住に興味があったということですが、それが三豊市に、というきっかけは何だったのでしょうか。

溝端さん きっかけは、市の方から「地域活性化企業人」のお話をいただいたことでした。実は、それまでは、三豊市のことは知らなくて、四国にも来たことがありませんでした。
ただ(MATCHAの)社長も、僕が地方移住に興味があるというのは知っていたので、声をかけてもらったというわけです。

――初めての四国、実際に三豊市に来られていかがですか?

溝端さん これが、正直120%満足というか、想像以上に楽しく過ごしています!

――とてもうれしい言葉ですね!どんなところがそう感じますか?

溝端さん まず香川県は災害が少なく、温かくて、過ごしやすいということはよく言われますが、加えて僕が感じたのは、ほかの地域と比較してみて感じたのですが、香川県は面積が小さいためか、スーパーなどが近くにあって生活しやすい、という実感がありますね。それが暮らしやすさにつながっていると思います。

そして、これが一番大きい理由ですが・・・
地域に実際に入ってみて、地元を愛していて、地域を自らの手で良くしていきたいと考えている人が、たくさんいるな、と感じています。
瀬戸内国際芸術祭では、三豊市の粟島でも、地域の人たちとアーティストが一緒になって、地域の文化を作っていくという、素晴らしい取り組みをされています。自分自身そこに関われていて、すごく楽しいです。

また、最近だと「瀬戸内暮らしの大学」というものができました。三豊市に大学はないのですが、地域の教育をよくしようと、三豊市内外の18の企業・個人が立ち上げた市民大学です。
こういった様々な動きがあるのが、一緒に自分がその場所にいて、大変ワクワクするなと感じています。

――講座は事業の立ち上げについて学ぶものから新たな趣味のきっかけになるようなものまで多岐にわたるそうですね。ぜひ詳しくは過去の記事などをご覧ください。

溝端さん もうひとつ、魅力として挙げられるのが、絶景ですね。本当に素晴らしいと思います。

――お写真もよく撮られると伺いました。高価なカメラも購入されたというお話も小耳にはさみましたが・・・(笑)それほど、写真におさめたい絶景が多いということですよね!特にオススメの景色はありますか?

溝端さん 現在は高瀬町に住んでいるんですが、高瀬の国市池ですね。
周囲が2キロくらいの大きなため池で、風がないと、水鏡になって空や雲がため池に映し出される、とてもきれいな景観が見られるところです。

国市池 撮影:溝端直毅さん

カヌーの練習場所にもなっていますね。これには高瀬町が地元のこけ枝さんももちろん納得!!

荘内半島の夕日や
三野町、
豊中町。お時間を見つけては様々なエリアで撮影をされているそう。
(いずれも、溝端さん撮影)

素敵なお写真も色々と見せていただきました。
今後の取り組みについても伺います。

溝端さん 地域活性化企業人としての任期は、この12月末に終了する予定です。今後、出向元のMATCHAの仕事をこれまでのようにリモートで続けながら、体は三豊市に置き続けたいと思っています。
三豊市を含め香川全域、素晴らしい可能性がたくさんあるなと、思っています。今後もいろんな人と手を結びながら、より地域をワクワクさせていきたいです。引き続きよろしくお願いします。

任期を終えても三豊市にいてくれる、それだけ三豊市を好きになっていただけた、というのは嬉しいですね!こちらこそ、これからもよろしくお願いします!

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