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建物にもこだわり!三豊市の居酒屋&ラーメン屋「くうかい高瀬」vol.2

2021年4月に三豊市に誕生した居酒屋&ラーメン屋の「焼き鳥・醤ラーメン くうかい高瀬」。築150年の古民家を改装しており、建物にもたくさんの見どころがあります。

※「本記事は2021年5月18日に旧・週刊みとよ ほんまモンRadio!(Seesaaブログ)で紹介した情報を転載したものです。

前編はこちら。
https://mitoyo-city.note.jp/n/n5a72cb05878c

建物にもこだわり!築150年の古民家を改装

川沿いの道から入るアプローチ。


こんにちはひとみです。

前回に続き、昼はラーメン、夜は居酒屋として2毛作の店舗を展開する「くうかい高瀬」をご紹介します。

「くうかい高瀬」は前回の記事でご紹介したように、飲食店の枠を超えて、食をキーワードに「地域の眠っている資源や、問題に新たな価値をつけて発信していく」という強い想いのもと始まったプロジェクト。

食はもちろんですが、それ以外の部分でもこだわり抜いて作られています。

その1つが築150年の古民家を改装した建物。

三豊市を含め、地方で問題になっている増え続ける空き家問題にも着目し、空き家を魅力としてと捉え、実際に店舗として再生する事で、新たな価値を作り出しています。

今回は魅力の詰まった建物に焦点を当ててご紹介していきます。

外装:瓦もデザインのひとつ

塀は、竹箒と瓦を活用しています。こちらに使っている瓦は、もともとこの住宅に使われていたものを利用しています。

今では作られることも少なくなった日本瓦。瓦も一つのデザインになっています。

お店へ向かいながらこちらにもぜひ目を留めてみて欲しいです。

中へ入ると水盤に映る美しい紅葉が。お店への期待感が高まります。

壁に使われているのも、こちらの建物で使われていた建具たち。全て黒に統一されて、陰影が美しい。正面のグリーンが映えます。

前室的なこちらの空間から右に入ると店舗の中へ。

年配の方にも配慮した室内空間

左に入ると離れの空間になります。

左手の納屋をリノベーションした離れの空間。掘り炬燵式になっていて、ご年配の方にも優しい作りになっています。

ここの離れの中にドリンクカウンターやトイレまで完備していて、完全な個室としての利用が可能。

お遍路さんなどの団体様の利用や、お祭りの打ち上げなどの地域の集まり、法要などにも対応ができるようになっています。

そして、右手の扉を開けると広がるのがこちらの空間。

構造的に取り外しのできる柱は全て取り払い、開放的な空間が広がっています。

こちらの建物を150年間支えていた梁を見せた天井。

そしてこだわったのは、店内からお庭への繋がり。

建物の歴史を感じさせる立派な木々たち。そしてその奥には讃岐山脈を望むことができます。

そしてお庭にあるこれは!?

なんと、カツオやサワラのワラ焼きを庭で提供してくれるそう!みてみたいですね。

店内でも中心には、お料理のライブ感が味わえるオープンキッチン。

間接照明として利用されているのも、この建物に利用されていた欄間。

その他にもカウンター部分には愛媛県の伝統的特産品である菊間瓦のタイルが使われていたり。

材木屋さんから仕入れた一本物の欅のカウンターが使われていたり。

建物としての魅力も満載です。

オープン前には、この建物のオーナーさんも招待され、いたるところにデザインされた元々の建物の軌跡に大変感動されたそうです。

住んでいた方歴史や想いも受け継ぐ空き家改修プロジェクト。食事をされに来た際には、ぜひ建物も一緒に味わってくださいね。

お店の情報


焼き鳥・醤ラーメン くうかい高瀬
営業時間  ラーメン 11:00-14:00
      居酒屋 16:00-20:00
住所    香川県高瀬町下勝間15-1
定休日   月曜日
Instagram https://www.instagram.com/kukai_regional/


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