見出し画像

三豊市に誕生した、古民家の居酒屋&ラーメン屋「くうかい高瀬」vol.1

三豊市に誕生した居酒屋&ラーメン屋の「焼き鳥・醤ラーメン くうかい高瀬」。東京の人気飲食店がどのような想いをもって地方に進出したのかを追います。

※「本記事は2021年5月7日に旧・週刊みとよ ほんまモンRadio!(Seesaaブログ)で紹介した情報を転載したものです。

2021年4月にオープン

田園風景の広がる高瀬町の川沿いに突如現れる立派な門構え

こんにちは、ひとみです。

今回ご紹介するのは高瀬町に4月26日にオープンしたばかり。昼はラーメン、夜は焼き鳥や釜飯がおすすめの居酒屋。築150年の古民家を、モダンにリノベーションした素敵なお店「くうかい高瀬」の紹介です。

こちらのお店、東京で13年間も飲食業を展開してきた「寶田堂」の地方進出第一段だとか!

なぜ今? なぜここ(三豊)に?? それにはあつ~い想いがあったのです!今回は、お店ができるまでのストーリーをお届けします。

コロナ受け「地域に必要とされる存在」目指す

寶田堂の関社長にお話を伺いました。

「地方への進出のきっかけはコロナ渦の情勢で?」と思いきや、今回のプロジェクトが始動したのはコロナ前。

東京という激戦区で、生き残ることが目標になっていることに疑問を感じ始めた関さん。

一緒に働く仲間にとって、本当に幸せな道は何か??と何年も自問自答をする日々。徐々に「地方」を意識しはじめたそうです。

そこにやってきたコロナウィルス。

前代未聞の窮地に追い込まれた飲食業の中で、これをチャンスととらえて、一気にプロジェクトを進めることになります。

地方進出の場所としては、関さんの地元である三豊市になったのは自然な流れでした。

現在のお店となっている、築150年の古民家との出会い、お店を一緒に作り上げる仲間たちとの出会い、関さんの想いはどんどん広がり、チームとして強い繋がりが生まれました。

プロジェクトのコンセプトは『地域の光』。

選択肢の少ない地方での満たされないニーズに答え、地域にまだまだ眠っている資源や、地域の問題の解決にもつながる。

大切にしているのは、『地域に必要とされる存在になること。』

元々、寶田堂では瀬戸内の食材を扱っていましたが、「くうかい高瀬」ではさらに吟味を重ね、こだわりの食材を取り揃えています。

お昼の主力メニューである、小豆島の木桶仕込みの醤(ひしお)を使ったラーメンもそのひとつ。

そして人材も。

プロジェクトが進み、この地に移住してきた店長の佐々木さんは、学生時代を香川で過ごし、東京での店舗でも、日々、三豊の食材を扱い、お客さんにその魅力を伝えてきました。

そのせいか、「三豊に始めてきたという気が全然しない。東京から来たというより帰ってきたという感じ」と笑顔で話してくれました。

佐々木さんをはじめ、東京からの助っ人のスタッフとともに、地元のおばちゃんたちのが楽しそうに働いているのが、オープンキッチンから伺えました。

「地元のおばちゃんたちの焼き鳥を刺すのが凄く上手で。」爽やかな笑顔で話してくれた、佐々木さん。

それぞれの存在が、良い刺激になっているようです。

そしてそんな食をいただく空間は築150年の古民家モダンにリノベーションしたもの。地域空き家問題に一石を投じるものになっています。

食をはじめ、空間やデザインまで、地域資源に新たな価値を生み出し、地元に、国内に、世界に発信していく。

これから「くうかい高瀬」がここ三豊でどのように浸透、つながっていくのか、楽しみです。

「くうかい高瀬」の建物の魅力を紹介する記事はこちら。
https://mitoyo-city.note.jp/n/n784891f48af8

お店の情報


焼き鳥・醤ラーメン くうかい高瀬
営業時間  ラーメン 11:00-14:00
      居酒屋 16:00-20:00
住所    香川県高瀬町下勝間15-1
定休日   月曜日
Instagram      https://www.instagram.com/kukai_regional/
※時短営業中 最新の情報は こちら


最後まで読んでくれてありがとうございます。最新記事はこちらから!