自然豊かな香川県三豊市。瀬戸内海の豊かな海の恵みと、山の恵み、豊富な食材がたくさんある三豊市は今人気のカレー屋さんも個性豊か。香川県三豊市の絶品おすすめカレー第２弾は、三豊市のカレー屋さんの草分け的存在、「冬椿」です。

オープンして17年。愛され続ける地元の名店

こんにちはひとみです。

今回ご紹介するのは、2005年オープン、知る人ぞ知る、たくさんの方に愛され続ける、地元の隠れた名店「冬椿」です。

冬椿があるのは、三豊市豊中町にある、JR予讃線本山駅の程近く。線路沿いに少し行くと見えてくる看板。

オーナーさんのご自宅の2階がお店になっていて、外階段を登っていきます。
横に植えられているのは棗の木。今は落葉していますが、夏には青々とした葉が木陰を作ります。入口が見えないワクワク感。

店内はカウンター席と、中央に大きなテーブル。

鉄道好きにはたまらない、田園風景の中を走るローカル線を眺められる、窓辺のカウンター席。
アンパンマン特急も通りますよ。

積まれた雑誌に本、これは私がお店を選ぶ時にポイント高いところ。置いている本で、そのオーナーさんの人柄も想像したりして。

本、音楽、アート、鉄道。このサブカル感大好きなやつです！

あなたはどちら派！？「夏カレー」と「冬カレー」究極の選択！

メニューはこちら、飲み物もとても豊富でカフェの利用としても良さそうです。
土曜日は夜も空いていて、バーとしての利用も可能。
お酒のあとの、締めカレーをしにくる方もいらっしゃるそう。
（お酒の後に、カレー!？定番なのでしょうか？）

カレーメニューはシンプルに、全く異なる「夏カレー」と「冬カレー」の２択。

こちらが、「夏カレー」。オープン当初からあったメニューです。
夏カレーというネーミングは、オープンが夏だったことと、
エスニックカレーは夏っぽいでしょ笑　とのこと。

東京からUターンされてきたオーナーさん。
奥様にとっては、初めての香川。カレーメニューを考える時に、東京時代に自身が好きだったスパイスカレーにしようと思ったそうです。

ココナッツが入っているので、口当たりは滑らかなのですが、結構辛いです。ただ辛いだけでなく、こだわりのスパイスで味に奥行き感があるので、
クセになる感じ。

この日、お隣にこられていた女性も、長年冬椿に通われている常連さん。
このスパイスカレーが食べたくなるんだよねと教えてくれました。

お店に来ている人同士が、自然とコミュニケーション取れちゃうのも、冬椿ならではかもしれませんね。

そしてこちらが「冬カレー」

夏カレーだけでは、スパイスカレーに慣れていない、地元のおじいちゃんおばあちゃんが食べられないのではと出来上がったメニューです。

牛すじやお野菜をコトコト煮込んで作られた、オーソドックスなマイルドカレー。

辛さが苦手な方はこちらがおすすめです。

カレーには、付け合わせに、福神漬けとレーズンを出してくれます。

セットドリンクはおばあちゃんちでくれる様な、茶請けのお菓子と一緒に持ってきてくれます。

カレーだけでない「冬椿」の魅力

美味しいカレーはもちろんのこと、冬椿の魅力は写真ではお伝えしきれない、優しくおおらかな空気感と居心地の良さ。

東京からUターンしてこられて、何をしようかというところから始まったというお店作り。お話を聞いていると、オーナーさんが作りたかったのは、カレーというより、居場所だったのかなと感じました。

やってきたお客さんが、いつの間にか仲良くなりお店を超えてつながったり、それぞれの居場所になっていく不思議なお店。それは気さくなオーナーさんのお人柄があってこそですね。

常連さんのお話を聞いていると、冬椿がたくさんの方の居場所として愛されて、さまざまなストーリーがこのお店で産まれてきたことを感じることができました。

美味しいカレーを食べにくるのもよし、本を片手に一人のんびりしにくるのもよし、オーナーさんとおしゃべりしにくるもよし。

きっとこれからもたくさんの方に愛されるお店なんだろうな。

冬椿

営業日：LUNCH 火〜日（水曜日）/BAR 土
営業時間：11時～16時（LUNCH ）
　　　　　18時〜23時（BAR）
住所：〒769-1507 香川県三豊市豊中町岡本１６００−２
電話：0875-62-2076
ホームページ：https://www.niji.or.jp/home/cazu/fuyutsubaki.htm

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