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空き家の利活用を通じて地域の魅力を高めて伝える「空き家王子」となるまで 島田真吾さん(前編)

全国的にも問題視され取り上げられることの多い「空き家&放棄地問題」。もちろん、香川県、そして三豊市も例外ではありません。地域の不動産業者を中心に、いろいろな形の利活用の提案が行われていますが、三豊市で中心的な取り組みをしている「株式会社喜田建材」(DEMI 1/2)不動産部の島田真吾さんにお話を伺います。

「株式会社喜田建材」(DEMI 1/2)不動産部の島田真吾さん

株式会社喜田建材(DEMI 1/2)とは? 

島田さんがDEMI 1/2で働き始めたのはいつからですか?

(島田さん)2018年からなので今年で5年になります。入社してからいろんなことにチャレンジさせてもらいましたが、最近は、不動産部門の仕事に専念させてもらっています。

市内で会うと、「イケメン空き家王子」を紹介されることが多いのですが、今日は、そう呼ばれることになった経緯をいろいろと聞いていきたいと思います(笑)

ご出身はどちらですか?

(島田さん)愛知県豊田市出身です。トヨタ自動車で知られている豊田市ですが、結構広い市なので、自然豊かな山間部も多くて、のどかな環境で育ちました。名古屋の大学を卒業するまで豊田市で過ごしました。

大学卒業のタイミングで、地元を離れたんですか?

(島田さん)高校時代から同級生とバンドをやってました。結構本気で取り組んでいて、大学を卒業するタイミングで、メンバーと東京に上京して、本格的なライブ活動に挑戦しようということになり、東京に出ました!

え~~~!!! バンドマンだったんですね!? ちなみに担当は何を?

(島田さん)ギターです!

モテるやつですね~!(笑)東京での生活はどうでしたか?

(島田さん)本当にバンドのことしかしていなくて・・・、ライブハウス、バイト先、家の3か所の間を移動していた記憶しかないんです。音楽活動を頑張りたい気持ちはありましたが、同時に日々、時間とお金に追われて、いつまでこんな生活を続けるんだろうとも思っていたような気もします。

東京ではいろんな厳しさも味わっていたんですね・・・、結局、バンド活動はいつまで?

(島田さん)東京では5年くらい頑張ったのですが、2015年の年末頃、バンドが解散することになりました。同時に、結婚の話も進み、次に住む場所や仕事を探し始めました。

そこから、なぜ四国、香川だったんですか?

(島田さん)妻の出身が徳島県なんです。
結婚して、子育てのことを想えば、妻の実家近くに住んでいた方が環境がいいような気がして、徳島に行きやすい範囲内で、仕事を探し始めました。

なるほど! どんな想いを持って仕事や住まいを探したんですか?

(島田さん)初めての就職活動ですから、まずは「何の仕事をしよう?」というところから考えました。自分の好きなものや興味のあるものをいろいろ掘り起こして、インテリアや空間作りを考えるのが好きでしたし、古いものや歴史があるものに魅かれていました。
バンド用のギターでもちょっと古くて味わいに価値があるようなものが好きだったんです。
いろんな求人を見ていて、不要になったものを新しく再生させるスタイルの不動産屋があるのを知り面白そうだと感じ、不動産業界を考えるようになりました。

そうして、香川へ?

(島田さん)徳島に行きやすい範囲で調べていたところ、ちょうど、丸亀市の不動産屋さんに縁があり、香川に移住することになりました。

三豊市カレンダーより、香川県の豊かな風景

2016年から香川生活が始まったんですね!

(島田さん)丸亀の不動産屋さんで、空き家を買い取り、リフォームをしてきれいにして、次の方に販売する仕事をしていました。担当エリアは、西讃エリアだったので三豊にもよく来ていました。
その営業先の一つが、今働いている株式会社喜田建材でした。

え? 営業先というご縁からのスタート!?

(島田さん)営業に来て、たまたま喜田専務と出会っていろいろお話させてもらいました。建材屋なのにDEMI1/2という雑貨屋をやっていたり、空き家をリノベーションした泊ruttoというゲストハウスをしていたり、地域の人たちに向けて家づくりのイベントしていたりと、型にハマらないすごく面白い会社だなと思いました。

「取り組み、面白いですね!」と素直な感想を伝えたら、すぐに現場に連れて行って物件を見せてくれたり、いろんな人をつないでくれたりと、あっという間に喜田建材の世界に引き込まれました!

あったかいお話ですね!

(島田さん)そうなんです。香川県の西讃地区の担当をしていて、ずっと感じていたのは、出会う人たちみんなあったかくて、この地域いいな~という感覚。

建材屋・不動産屋として、物を売るだけではなくて、地域の人・コミュニティーをつなぎ、その場所での先の暮らしまでつなげてあげる発想が、まさにやりたかったこととぴったり同じで、頭の中の霧が晴れるような気がしました。

さらに、やりたいことを話していたら、喜田専務が「うちに来い!」と言ってくれまして、2018年からこちらでお世話になることになりました!

DEMI1/2がある喜田建材の社屋

お~!三豊市へ移り、新しいスタートが始まるわけですね!
喜田建材で働き始めてからのお話は、引き続き、後編で詳しく伺います!


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