週刊みとよ ほんまモンRadio!
動き始めた「薬用作物の産地」としての取り組み|三豊市
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動き始めた「薬用作物の産地」としての取り組み|三豊市

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香川県三豊市の話題をお届けするラジオ番組「週刊みとよほんまモンRadio!」今回のテーマは「薬用作物の栽培」について!

薬用作物 ミシマサイコの花

生薬のエキスパート、高畠正彦さん

スタジオにお越しいただいたのは、三豊市・地域プロジェクトマネージャー高畠正彦さん。
高畠さんは令和元年より三豊市地域おこし協力隊として活動、2022年4月、現職に就任されました!

高畠さんは現在、どういう活動をされているのでしょうか。

高畠さん 漢方薬、お医者さんが処方する漢方製剤といったものの原材料になる「生薬」を広げていく仕事をしています。具体的には栽培者の畑を回ってアドバイスや意見交換をする、栽培者の所属する研究組織の運営、市内の笠田高校(農業系の学科のある高校)の生徒の皆さんと種をまいたり、栽培者の収穫の手伝いに行ったりする、など・・・
生薬に関わる様々なことを、自由にさせていただいています。

高畠さんは東京ご出身で、以前は、大手漢方薬メーカーにお勤めでした。
そこでは営業、営業管理に携わっており、栽培に直接関わったことはなかったそうですが、その知識を生かし、ご縁があった三豊市でこうして活動をされているそうです!

薬用作物とは・・・?

そもそも、薬用作物とは、どんなものを指すのでしょう?

高畠さん 例えばヨモギはご存知ですよね?草団子などに使うと食品ですが、「民間薬」、口伝えで伝わっている使い方として 出血した時に葉をもんで傷口に当てると、血が止まる、と言われませんでしたか?これは、お薬としての使い方に近いでしょう?
実はヨモギも、漢方薬の材料として使われています。ヨモギの葉、と書いて「艾葉(がいよう)」という生薬名になります。
薬用作物、というと遠いものに感じるかもしれませんが、意外と身近なものが、実はこんな使い方もされている、というものも多いです。
それがいわゆる薬草で、薬草のうち、畑で薬にするために栽培しているものを「薬用作物」と呼びます。

なるほど・・・!そう説明いただくと、確かに身近に感じます。
そして三豊市では、現在この薬用作物の栽培を進めているんですよね。

高畠さん 今、三豊市は産地への第一歩をようやく踏み出した、というところでしょうか。薬用作物の産地は、国内にもいくつかありますが、小規模なところが多く、大きなところでいうと北海道、奈良県・・・高知県の仁淀川の上流、越知町は、もう30年近く生薬を作っています。

三豊市で栽培されている薬用作物

「薬用作物の産地」として動き始めた三豊市。現在主に3種類の作物の栽培を進めています。

①ミシマサイコ

三豊市で一番作っている方が多いものがこちら。
生薬としても出番が多く、様々な処方で使われるので需要が多いそう。
効能はたくさんありますが、主には炎症を鎮める、消炎作用。

②ヤマトトウキ

大和、というだけあり奈良県で主に栽培されている生薬。
いわゆる婦人薬と呼ばれる、貧血・冷え性改善などの目的での漢方処方や、薬用入浴剤にも使われているそうです。

③キジツ(だいだい)

すごく固い!まっ黒で橙と分かりませんでした

鏡餅の上に乗っている、あの橙!
生薬として使われるのは、5cm程度のまだ未成熟な実を採り、半分に割って乾燥させたもの。健胃作用(胃を健やかにする作用)があるそうです。

栽培は難しい・・・?

産地化を進めるため、やはり気になるのは難易度・・・。
薬用作物の栽培は大変では?

高畠さん 他の野菜に比べて特別なテクニックがいる、というものではありません。ただ決められた手間をかけていただかないと上手くいかない、という点はありますね。
時間や手間をかけられる方であれば、農業知識がなくても栽培できるということですし、そういう方がたくさんいらっしゃいますよ。
初年度は11組で、今年(3期目)は59組の方が栽培してくれています。

2021年撮影 ミシマサイコ栽培の様子

栽培に挑戦する方が、どんどん増えているんですね!
メリット、魅力はどんなところなのでしょうか?

高畠さん 作る意義を感じられるものを栽培したいと皆さんよく言われます。お医者さんが使う漢方薬の原料を作っている、というのは意義として大きいですよね。
また、価格が安定している・必ず買い取ってもらえる、というところも安心して作っていただけるポイントです。
野菜や果物は糖度やサイズなどが出荷に影響しますが、生薬の場合はそれがありません。もちろん「使っていいもの」「やってはだめなこと」はルールとしてありますが、それを守れば、出来が悪いから買い取らない、というようなことはありません。

移住されてきて、栽培に取り組まれている方もいらっしゃいますね。

高畠さん 志々島の小高い丘の上で栽培されている方もいます。水もなくてすごく大変ですが、先日もしっかり収穫をしていただきました。

薬用作物の栽培、興味の出てきた方もいるのでは?
これから始めるにはどうすればいいでしょう。

高畠さん まずは、三豊市農林水産課にご連絡ください。
また、今後、説明会も始めます。連絡先を教えていただいておけば、
開催前にご案内しますよ。

これからの産地としての成長がとても楽しみな薬用作物の栽培!
興味のある方は、ぜひご一緒に取り組んでみてはいかがでしょうか。
高畠さん、ご出演いただきありがとうございました!

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