オンデと共にコーヒーと共に。里山の美しい自然の中でいただく拘り珈琲「shimoasa onde (シモアサオンデ)」
今回ご紹介するお店は日本の原風景のような四季折々の自然が美しい、三豊市高瀬町麻地区。そんな風景に溶け込むように佇む「shimoasaonde(シモアサオンデ」。この地区の名前を店名にされたほどこの場所の風景を大切にされているオーナーご夫婦。もともとご主人のおじいさまが住われていた住まいに、こつこつと手を加えて作り上げた空間が心地よいカフェです。
優しい里山の風景の中で夫婦二人三脚で営むカフェ
お店の前庭には、風景に馴染む雑木や草花が植えられていて、訪れた時はちょうどジュンベリーが小さな赤い実をたわわにつけていました。
「今年は大豊作!鳥さんと分けあいっこして食べてるの。」
ジュンベリーをコトコト煮詰めながら奥様が教えてくれます。
「このジュンベリーがお気に入りになった娘ちゃんはどんぶりいっぱいたべるのよ。」
からっぽのどんぶりを見せてくれながら、びっくりでしょと笑う奥様にほっこり。
私がこのお店を大好きなのは、暮らしの気配が感じられるから。丁寧な優しい暮らしがシモアサオンデのそばには横たわっていてその空気感がとても心地いいんです。
お店の紹介やランチのカレーの紹介の記事はこちら
実は今回の珈琲特集を書きたくなったきっかけはこちらのお店で、珈琲がそばにある時間がとても豊かだなぁと感じられたから。
「あの珈琲が飲みたい。」
今回4店舗紹介させていただいたお店の珈琲はどれもそう思える珈琲ばかり。その秘密を紐解きたくなったのです。
4店舗ご紹介しているまとめ記事はこちら
コーヒーの原体験は学生時代のバイト
だんな様と珈琲との出会いは
学生時代にしていた喫茶店のバイト。
70歳を超えるおじいちゃんが淹れる珈琲店。
それが珈琲店の原体験。
「いつか自分も珈琲店がしたい」
なんとなく、定年後の夢のようなずっと先のイメージではあったものの、その思いはずっと心の中にありました。
それがこんなに早く形になったのは
奥様との出会いがきっかけだったそう。
珈琲担当のだんな様と
お料理とスイーツ担当の奥様
それぞれの得意を生かして二人三脚で作り上げたお店
2人のバランスが心地いい
この里山の風景がここでお店をする理由
三豊市には、実は今のお店の場所の他にももう一箇所候補地がありました。
この場所を選んだ決め手がこの住まいの周りにある風景。
「この風景、この空間を楽しんで欲しい。」
それが一番の想いだそうです。
onde の珈琲
コーヒー豆は大阪時代から付き合いのある焙煎屋さんと
こちらに住みだして出会った焙煎屋さんの二箇所から。
旦那様の好みは深煎りのコーヒーだそうですが
こちらに来て美味しいと思える浅煎り焙煎の豆に出会えて
お店ではお気に入りの珈琲に出会ってほしくて浅煎りから深煎りまで
グラデーションのように用意されています。
迷っちゃう方のためにお勧めを聞くと
飲みやすいのは
キャラメラード
スティゴールド
だそう。私が相談して初めて頼んだのもキャラメラードでした。
ブラックでも香り豊かで酸味もまろやか。
ブラックで美味しい!と思えた貴重な珈琲です。
深煎りでも
エルインへルトブルボン
モンテアレグレイエローブルボン
はバランスが良くおすすめだそう。
毎日毎日向き合っていても、毎日違う。だから面白いのかな。
器ひとつにも、窓辺に飾られたお花にもご夫婦のセンスと拘りが感じられます。
いつかは自分で焙煎もしたいと話してくれただんな様
繰り返し巡りゆく四季の景色の中で営みは続いていく。
暮らしながら、育てながら。少しづつ変化していくオンデの珈琲がこれからも楽しみです。
shimoasa onde(シモアサオンデ) の情報
店休日:月曜日・第1・3・5火曜日、不定休あり(詳細はお店のインスタグラムをチェック)
営業時間:9:30〜17:00(LO・food 16:00 drink 16:30)
住所:〒767-0013 香川県三豊市高瀬町下麻2658−1
電話番号:0875 - 23 - 6909
Instagram:https://www.instagram.com/shimoasaonde1/