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花屋にドリンクも!女性が働き続けられる社会を創る 林田美穂さん(後編)

三豊市に移住し「LUCE BOTANIX」をスタート、そして2年後には法人化!「人に恵まれて今がある」と語る株式会社ブランニューシード代表取締役社長・林田美穂さん。今回は後編、法人化し事業拡大していく過程をご紹介します。

※「本記事は2021年1月10日に旧・週刊みとよ ほんまモンRadio!(Seesaaブログ)で紹介した情報を転載したものです。

前編はこちら。
https://mitoyo-city.note.jp/n/n446acda01664

お店スタート後も挑戦を続ける

株式会社ブランニューシード代表取締役社長 林田美穂さん

2018年6月に三豊へ移住、そこから3か月でお店ををスタート。

順風満帆な移住生活スタートに見えますが・・・、お店スタートからも、ずっと挑戦を続けています。

「最初は、私が中心になるキャンドルやハーバリウムなどのワークショップと、アクセサリーの販売を中心に始めました。そのために、店内にはワークショップで使うためのドライフラワーをたくさん置いてあったのですが、徐々にお花の需要が大きくなってきました。」

「私も、東京のお花屋さんでディスプレーやラッピングを学んだ経験はあったので、最初は手探りで、小さいリースやブーケを作っていました。そのうち、結婚式で使うブーケや、大きなプレゼントの依頼をいただくようになりましたが、難しい作品を作ることはできずにいました。」

店内に飾られたカラフルなドライフラワーや生花

そんな時にご縁が生まれたのが、花屋勤務経験のある方と、よくお店に足を運んでくれていた方でした。

「お花の事業をしっかり育てていくために、そして会社の事務的な仕事も含めて一緒に考えてくれる方がいてくれたらと思っていた時に、ぴったりのご縁がありました。2人に一緒に働きたいと伝えました。」

起爆剤としてのドリンク販売への挑戦

新たに2人を正社員として雇うと決めた美穂さん。そのために、会社の知名度、そして利益をしっかり上げられる方法を考えました。

それが、2019年、大人気となったLUCE BOTANIXのカラフルなドリンクでした!

「2019年の春頃から、タピオカ入りのドリンク5種類、ソーダ系5種類のドリンクの販売を始めました。」

タピオカ入りドリンク、お花の飾りなど♪
フルーツ入りのカラフルなソーダ

ただのドリンクではない! LUCE BOTANIXらしいドリンクとは!? 

どうやったら注目されるか、人気が出るか!見た目がかわいくて、味もおいしい! 納得できるドリンクを作るために試作には2~3か月の時間をかけました。

「おかげで、ドリンクは大ブームになりました。春頃から販売を初めて、夏から秋にかけて、特に週末は行列ができるほど、注目をいただきました。一つ一つ手作りしていたので、ドリンクができるまで待ち時間があることもお伝えして、その時間で店内の花やアクセサリーも見ていただけました。相乗効果で物販の売り上げも上がりましたね。」

お店に来られない方に向けて!全国展開に広がった通販事業部

とは言っても、このドリンクは、あくまでも知名度と利益を上げるための起爆剤!

美穂さんは、スタッフと共に発展するために、次のことを考え始めようと思っていました・・・。

が、次にやってきたのは、新型コロナウイルス感染症でした。

「これから、次のステップにと思っていた時にやってきたコロナウイルスの関係で、2020年に入って少ししてから、人の動きがぐっと減りました。でも、ちょうど正社員を雇ったタイミングでしたので、どうしよう・・・と本当に悩みましたね。」

それから準備を始めたのが、ネットでの販売でした。

「春が来たら、母の日に向けて花の需要は上がります。コロナウイルス関係で外出を控え、LUCE BOTANIXまで来られない方のことを想像して、ネットでギフト用の花の販売を始めました。」

◎LUCE BOTANIX通販ページ:https://lucebotanix.stores.jp/

「贈り物にいい花のブーケや、LUCE BOTANIXらしいアクセサリーなどをそろえて、販売を始めたところ、全国から注文をいただけるようになりました。そのおかげで、この部門を通販事業部として新たに力を入れて取り組みを始めました。」

一緒に働く方のことを思って・・・法人化と事業拡大へ♬

事業を拡大しながら、202年9月1日、株式会社ブランニューシードへ法人化。さらに、2020年12月6日には、丸亀市にFlower café 『Putit Luce』をオープンしました。

丸亀市 Petit Luce外観
丸亀市 Petit Luce お花いっぱいの店内
丸亀市 Petit Luce、お花と一緒に見た目も楽しんでほしいこだわりのメニュー

「本当は、LUCE BOTANIXの近くでカフェをやりたかったんです。でも、なかなかいい場所が見つけられなくて・・・、丸亀市にカフェをオープンすることになりました。」

「冬場、ドリンクや花の需要が少し落ち着くんですね。そんな時にも、働ける場所がを作っていきたいという想いから、カフェの運営を始めることにしました。」

あくまで、働く方のことを考えての事業拡大なんですね! 
会社を続けていく中で、大切にしていることを伺いました。

「まずは、スタッフの幸せが一番! 

楽しく幸せな気持ちが働いていてくれないと、良いものも生まれてこないと思っています。やってほしいことや、共有したい世界観は伝えていますが、あとは任せてやってもらっています。

香川で縁のあった方たち、みんな、柔軟なアイディアと行動力があって、すごいなと思う方と出会えているし、仲間になってくれています。」

「スタッフに伝えることで大事にしていることは、LUCE BOTANIXの世界観ですね。

この部分と未来が共有できる方には、どんどんお任せしています。

そして経営面のことも、率直に伝えて、一緒に考えてもらえるような関係性を築いています。そんな、風通しのいい職場であり続けたいと思っています。」

「これからも、女性が力を発揮して働き続けられる会社を作りたいって本気で思っています。女性は、結婚、出産、子育てなど、時間的に働ける時間が減ってしまうタイミングがあります。でも能力のある人はたくさんいますので、そんな方の力を活かしてもらえって、働き続けられるような会社であり続けたいと思っていますね。」

店内には生花も増えました

これからのお話・・・

インタビューの最後に、美穂さんのこれからの夢を伺いました。

「数年うちに、東京への進出を考えています。そして、『地方から10億』・・・、そんな感じの本を出したいんです。そして全国を講演して周りたいです。」

2018年、三豊へ移住してきたときには、その夢は思ってましたか?

「一緒に働きたいと思うたくさんの仲間に出会って、周りのみんなを幸せにするにはどうしたらいいのかを真剣に考える中で生まれた、新しい夢ですね。この2年間で、本当に変化しました! でもそれは、人に恵まれたからなんです。」

子どもの頃の夢は、大学教授になって歴史の研究を続けることだったという美穂さん。

出版や講演など大学教授っぽい夢に、さらに周りの人たちを幸せにしていく想いが重なることで生まれた新しい夢! 

三豊の地から、社名のブランニューシード 「真新しい種」が、たくさんの色とりどりな個性豊かな花を咲かせるのを、楽しみにしています♪

LUCE BOTANIX

住 所 : 三豊市詫間町詫間580-1
電 話 :0875‐82‐9488
営業時間:10:00~18:00
定休日 :水曜
HP https://lucebotanix.amebaownd.com/
インスタグラム:https://www.instagram.com/luce_botanix/?hl=ja

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