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第39回香川用水・水口祭開催!(2023.6.11)

毎年6月11日に開催される香川用水の水口祭。今年も開催されます!

■香川用水とは…

 香川の隣徳島県を流れる吉野川の水を、慢性的な水不足に悩んでいた香川県に導水するものです。両県にまたがる阿讃山脈(讃岐山脈)の下に8kmのトンネルを掘って水を流すという大事業でした。

 その構想は1905(明治38)年に県が吉野川分水計画実施測量を委嘱したことに始まり、通水開始は1974(昭和49)年、全線通水は1978(昭和53)年と70年以上に渡って取り組まれ完成しました。
 この香川県民にとって悲願といえる用水の完成により、県内の水不足は大いに解消されました。このトンネル(阿讃導水トンネル)を通ってきた用水が地上に初めて顔を出すのが、三豊市の財田町にある香川用水記念公園なのです。

■水口祭とは…

 水口(みなくち)とは、田んぼに水を引き入れる入り口のことで、阿讃導水トンネルの出口にある財田町の東西分水工を香川県の水口に見立てて斎行されるものです。
 毎年今の時期から、讃岐平野では田植えが本格化し、水の需要が増えることから香川用水の農業用水の配水量を増すことを一つの節目として、今年の配水の安全と豊潤を祈願し、併せて水への感謝の気持ちを新たにするため執り行なわれるものです。
 ちなみに6月11日は「梅雨入り」を意味する雑節の一つ「入梅」の日になることが多い日です。今年(2023年)は5月29日(速報値)でしたね。

以前の神事の様子

1.日時 令和5年6月11日(日)午前10時
2.場所 香川用水記念公園(水口の広場)
3.神事 午前10時~
4.奉納 午前10時40分~11時35分
5.見学無料


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