見出し画像

【香川用水通水50周年】三豊の水をめぐる物語vol.2開催中【三豊市文書館】

昭和49年(1974年)に香川用水通水式が行われてから、今年で50年。これを記念して各地でイベントなどが実施されていますが、現在三豊市文書館でも「三豊の水をめぐる物語」と題した企画展が開催中です!

三豊市文書館ホームーページ(https://www.city.mitoyo.lg.jp/section/bunsho/index.html)より

香川用水

香川県は、古くから地形や気候の条件により、水不足に悩まされてきました。
それを打開するために生まれたのが吉野川の水を水源とする「香川用水」ですが、その構想の起源はなんと明治時代までさかのぼります。
琵琶湖疎水からヒントを得たというこの「香川用水構想」は、実は現在の三豊市財田町出身、大久保 諶之丞(おおくぼじんのじょう)氏が着想したもの!

第二弾となる企画展「三豊の水をめぐる物語」

今回の企画展では、大久保 諶之丞氏の構想から始まり、早明浦ダムの建設や宝山湖の整備など香川用水がどのように計画・整備されてきたか、そして香川用水ができるまでのため池の整備や雨乞いの記録などの歴史も紐解くパネル展示・資料の閲覧などができます。
地図や現代の写真なども使いながら、先人たちが水を確保するためにどれほどの苦労をしてきたか、香川用水が整備されたことによってどれほどの土地が潤されたか・・・香川県の歴史を感じられる展示となっていますよ。

2年前の2022年、「三豊の水をめぐる物語」第1回目の企画展が開催されていて、今回が「vol.2」となっています。
前回の展示の際には、高瀬町にあったと言われる「勝間次郎池」(満濃太郎=満濃池に次いで大きかったというところから「次郎」なんだそう。なるほど!)という大きなため池についての資料に対する反響が大きかったそう。今回も展示されているということですので、初めて見るという方はぜひ見逃さずに。

もちろんその他にも由緒ある資料や写真など、普段なかなか目にすることのない貴重なものも多数展示されているので、ぜひこの機会にじっくり見学してみてはいかがでしょうか。

三豊市文書館。三豊市山本支所の向かいです

また、文書館から車でそれぞれ10分ほどの距離には、「香川用水記念公園」「宝山湖」もあります。
先人の想いを想像しながら、秋のお散歩、というのもいいかもしれませんね。来月、11月には紅葉も素晴らしい場所です。

こちらも参考にどうぞ🔽(当noteの過去の記事です)

令和6年度秋期企画展 香川用水通水50周年
三豊の水をめぐる物語

会場
三豊市文書館 エントランス·展示閲覧室
(三豊市山本町財田西375)
会期
2024年(令和6年)10月12日(土)~12月8日(日)
開館時間
午前9時~午後5時
休館日
月曜、10月31日(木)、11月29日(金)

入館無料


最後まで読んでくれてありがとうございます。最新記事はこちらから!