見出し画像

アクセサリーやドライフラワーを販売するお店を起業 林田美穂さん(前編)

香川県の三豊市に移住し、「LUCE BOTANIX」をスタート、そして2年後には法人化!「人に恵まれて今がある」と語る株式会社ブランニューシード代表取締役社長・林田美穂さんをご紹介します。

※「本記事は2021年1月9日に旧・週刊みとよ ほんまモンRadio!(Seesaaブログ)で紹介した情報を転載したものです。

2020年9月に事業を法人化

林田美穂さんは2020年9月1日、ご自身のお店を株式会社ブランニューシードとして法人化されました。

「真新しい種」という意味を持つ社名。

花が生まれてくるには、その元となる種があります。その種から何が生まれても多様性を受け入れながら、根っこも花も育てていこうという想いが込められています。

2018年6月に移住し、その秋から始めたLUCE Botanixの開店、そして2年後の法人化。

「人に恵まれて今があります」

そうお話される美穂さんに、移住するまで、そしてこれからのお話を伺いました。

三豊市に移住したきっかけ

美穂さんが「三豊市」という名前を知ったのは、ご主人なる方の仕事と先が三豊となった2013年頃でした。

「主人とは結婚前、私の住む大阪と、主人の勤務地だった三豊とで数年ほど遠距離恋愛をしていた時期がありました。その時、『三豊市』という地名は知りましたが、『三豊には何もないから』ということで、毎回大阪に来てくれていたので、ほとんど三豊には来たことがなかったんです。」

その後、ご主人の東京転勤のタイミングで2015年に結婚。

「東京ではキャンドルアーティストして活動を始めました。教室を展開したり、ディスプレーの依頼をいただいたりと、キャンドルを中心に運営していました。ちょうど2年くらい経ち、軌道に乗り始めたころに主人の三豊への転勤辞令が出ました。これからもっと頑張るぞってタイミングだったので、悔しい気持ちもありましたね。」

「いずれ、三豊市の会社に戻るということは知っていましたが、それでもまだ気持ち的には遠いところでした。でも、これからは三豊で住むんだという視点で三豊市を見てみたら、『ポテンシャルあるかも!』って思いましたね。」

タイミング的には、2018年、父母ヶ浜が一気に注目を浴びるようになる少し前。

ブームとなった父母ヶ浜の絶景写真

2018年6月、ご主人の転勤に伴って、美穂さんの三豊生活が始まりました。

免許なしでの生活スタート、自転車と電車を駆使して、情報収集!


「三豊市に移住した時には、三豊と東京都の2拠点を行き来して、キャンドルアーティストとしての活動をスタートさせようと思っていました。でも、すぐに三豊では東京と同じやり方では無理だと感じました。三豊エリアだと、絶対的なお客様の人数も限られていますし、賃貸物件でいろいろな方が出入りする商業利用をさせてもらうこともできそうにありませんでした。

それでも、まずは自分なりにゆっくりとキャンドル教室をスタートさせようと、場所探しを始めることにしました。」

運転免許を持っていなかった美穂さん。移住してきた翌日、自転車で詫間町を散策。

「自転車で詫間町をまわりながら、『ここだ!』と思った物件に出会いました。その場で大家さんを見つけ、即日、賃貸契約をしました。その場所が、今の『LUCE Botanix』の店舗です!」

驚きの行動力!!!

さらにそれだけではありません!!!

「実はお店をしようと思っても、内装をどうするのか?、いくらかかるのか?、どんな準備をすればいいのか、全くわからないところからのスタートでした。でも、移住の少し前から、近くで、おしゃれなサロンを作っている方がいるのを知っていたんです。物件契約をしたその足で、そのまま内装業者さんに飛びこみました!」

現在のお店の入り口のディスプレー

内装業者さんからの厳しい一言から、さらに始まる店舗設営

「内装業者さんから、ざっくりお聞きした内装の見積もりは思っていた金額もずっと高いかった数百万円という金額。今思えば当然の金額ですが、その時にはそんなにかかると思っていたかったので、動揺しました。

迷っていると、内装業者さんからは、『本気で内装をおしゃれにするつもりがないなら、やめておいた方がいい。香川はオシャレなところしか発展しない!』とはっきり言われました。」

「移り変わりの激しい香川のお店事情を知る内装業者さんから、本気でおしゃれにするつもりがないなら、やめた方がいいという優しいアドバイスだったのだなと今はわかります。」

「でも、あきらめずに、これまで東京でやってきたキャンドルアーティストとしての活動や教室の話、インスタでの告知を続けてきたことなど、熱い思いを伝えました。内装業者さんにも気持ちが通じ、いろいろなアドバイスと共に、その時できる予算内で内装について対応してくれることになりました。」

今もLUCE BOTANIXの天井につられているお花のやり方を相談したり、キャンドル教室を運営するための内装や看板について、美穂さんも一緒に手を動かしながら、店舗づくりの話が進んでいきました。

おしゃれな店舗に飾られているお花たち

もう一つの新しい出会い

「同じころ、電車に乗って高松にもよく遊びに行っていました。

たまたま飛び込みで入ったおしゃれな美容室で『いとこが三豊でおしゃれなアクセサリーを作っているから会ってみない?』と紹介していただきました。」

「お会いして、アクセサリーを見せてもらった、とてもおしゃれで!

すぐに一緒にやっていくことになりました。今も、LUCE BOTANIXでアクセサリー作家として働いてくれています。」

今も人気のアクセサリーのディスプレー

次々と広がる新しい需要に向かって♪

「移住してきて3か月ほど、店舗が完成しました。

2018年9月1日から、LUCE BOTANIXとしての三豊でのお店を始めることができました。

最初は、私のキャンドル教室を中心にして、アクセサリーやドライフラワーも一緒に販売をしていこうと思っていましたが、予想以上に、物販の売り上げが上がって行きました。」

「特に、ディスプレー中心に飾っていたドライフラワーの需要が大きくなっていきました。

実は、私のお花の経験は半年程度、ディスプレーの仕方や、ラッピング技術などは学んできていましたが、難しいブーケが作れるほどではなかったんです。

でも、LUCE BOTANIXの世界観を気に入って、ブーケなどを依頼してくださる方がいるのであれば、期待に添えるお花のブーケを作ってあげられるお店にしていきたいという気持ちが生まれ始めました。」

開店から、さらにお花にあふれるショップとなった現在のお店

その想いから、美穂さんの次の挑戦が始まっていきます!

後編では、お店を始めたからそこ始まった新たな挑戦をお届けします!

後編はこちら!
https://mitoyo-city.note.jp/n/nc6e07eca8147

LUCE BOTANIX

住 所 : 三豊市詫間町詫間580-1
電 話 :0875‐82‐9488
営業時間:10:00~18:00
定休日 :水曜
HP https://lucebotanix.amebaownd.com/
インスタグラム:https://www.instagram.com/luce_botanix/?hl=ja

最後まで読んでくれてありがとうございます。最新記事はこちらから!