見出し画像

映画の魅力発信ために!三野龍一監督の多彩な活躍

毎月第1、2金曜日にエフエム香川にて放送中!香川県三豊市の話題をご紹介している「週刊みとよほんまモンRadio!」。
12月8日の放送は、三豊市出身の映画監督、三野龍一さんをお迎えしました!


12/10開催!上映会「近江商人、走る!」

本日、香川県に帰ってこられたばかりの三野監督。実は12月10日(日)、三豊市で三野監督作品の上映会が開催されるんです!
それがこちら。

さぬき映画祭2024プレイベント「観音寺・三豊上映会」。
12月9日(土)は観音寺市にて「結城友奈は勇者である-勇者の章-」、そして12月10日(日)、三豊市市民交流センターにて、三野監督の「近江商人、走る!」が上映されます!

昨年末全国公開された「近江商人、走る!」は、江戸時代を舞台にした時代劇。ですが、三野監督曰く「ビジネスがテーマで、時代劇ではあるのですが、難しいお話ではなく、現代物っぽいコミカルさも取り入れたり、若い方にも分かりやすく伝わるようなハッピーなエンタメ作品になっている」とのこと!
ぜひ公開時見逃してしまったという方も、この機会にご覧になってみていただきたい作品です。

映画監督・三野龍一のルーツ

さて、ここで一度改めて、三野龍一監督のプロフィールを簡単にご紹介します。

三野龍一さん
1988年8月18日生まれ
三豊市豊中町出身。
京都芸術大学(旧京都造形芸術大学)、映画学科を卒業後、助監督として映画制作の現場で経験を積む。
実弟である三野和比古さんを誘い、映画制作チーム「MINO Bros.(みのブラザーズ)」結成。
初の長編監督作品「老人ファーム」は「カナザワ映画祭2018」にて観客賞を受賞。2019年4月より渋谷・ユーロスペース他、全国公開を果たす。2022年の「鬼が笑う」も国内外で高い評価を受けている。

やはり初の長編作品は思い入れはありますか?

三野監督 そうですね。この作品があったから今があるので。
デビューできて、劇場公開できてよかったなと思いますね。

その後、2022年には「鬼が笑う」2023には今回上映される「近江商人、走る!」が公開。海外の映画祭にも出品され高い評価を得られました。

三野監督 「タリン・ブラックナイト映画祭」というエストニアの映画祭なんですけれど、世界15大映画祭のひとつに数えられていまして、そうした国際的に評価されている場に、行かせていただきました。
初めての国際映画祭、「鬼が笑う」で行けた時はとても嬉しかったです。

先ほどのプロフィールで、助監督としてスタートされたとご紹介しましたがどんなことをされていたのですか?

三野監督 映画制作の現場には、制作部・撮影部・録音部というように色々部署があります。
助監督はその中の「演出部」で、監督の直属の部下のようなイメージです。例えば、役者さんが、本人は全然知らない世界を演じることもありますよね。
撮影に入る前に、(助監督は)その分野をまずたくさん学んで、役者さんにこんな風にするんですよ、とかお伝えする作業があります。

ではそこから監督になる、というのは・・・?

三野監督 80年代ごろまでは、撮影所というのがあって、助監督を続けていくといつか監督になれる、という流れがあったんです。
でも今、映画業界は皆さんほとんどフリーランスです。なので助監督が監督になれるという保証が全くないんですよ。いつなれるかわからない。50代でもなれない人もたくさんいらっしゃいます。
僕はそれが待てなくて・・・少ないお金を握りしめて、自主制作映画を作りました。それが「老人ファーム」です。
その作品が評価されて、劇場公開デビューできました。それが今に繋がっているという感じですね。

「映画」の魅力を若い世代にも

自分で未来を切り開いていく!という感じですね・・・!
大変なことも多かったかと思います。
また最近は新たな取り組みもされているとか。

三野監督 若い人の映画離れってよく言われていて、1年に1回、2回観に行くかな、という感じらしいですね。映画をもっと知ってもらうためにどうしたらいいかなと考えていて。
どう若い方に映画に興味もってもらうか、を考えた結果、TikTok(ティックトック)で、つまり、縦型のショートムービーで、映画的な表現をしていくということに取り組んでいます。「こねこフィルム」というアカウントで、今10万人くらいフォロワーがいますね。
TikTokって短い動画が多いのですが、(こねこフィルムは)映画の1シーンを切り抜くように作っていて、それを若い方に見ていただけることが、映画業界のためになるんじゃないかなと思っています。
うちの映画のチームで制作しているので予算はかかりますが・・・
映画のための手段という風に思っているので。

映画に親しんでもらうため、様々な活動をされています
(画像はこねこフィルムTikTok、Instagram)

これからのご活躍もますます楽しみな三野監督の手掛けた
「近江商人、走る!」の上映はいよいよ明日、12月10日(日)
さらに今回は、上映後、三野監督も登壇してのトークイベントが開催されます。
出演は、三野監督、山下昭史三豊市長。進行はさぬき映画祭実行委員会委員、中井今日子さんです!
ここでしか聞けない貴重なゲストトーク、楽しみですね!

改めて、上映会のご案内です。

さぬき映画祭2024プレイベント
三野龍一監督作品
「近江商人、走る!」
日時    2023年12月10日(日)
      14:30~17:00(13:30開場)
会場    三豊市市民交流センター
      (三豊市豊中町本山甲160-1)
チケット  500円(全席自由)

当日券の販売もあるそうですのでぜひご来場ください!
さぬき映画祭HPもご覧ください🎵

最後に、三野監督からリスナーの皆さんにメッセージをいただきました!
 
三野監督
 日曜日、「近江商人、走る!」上映いたします。
僕も子どもの頃、映画監督というお仕事は意識していなく、香川県でものを作る仕事ができるのか、なんて全く考えずに育ちましたが、今こうして、映画監督として活動しています。
総合芸術といわれる映画、観るものだけではなく作るものなんだと若い方に思ってほしいなと思います。
もちろんご年配の方、時代劇、映画がお好きな方にも来ていただきたいですが、若い方にこの機会にお越しいただきたいですね。
トークイベントでもそんな話ができればと思います。
ぜひいらしてください。

聴き逃し配信はradikoのタイムフリーで

ご紹介した放送内容は、PC・スマホで使えるアプリradikoで、放送日から1週間、お聴きいただけます。エリア内の方は無料。
聴き逃した、もう一度聴きたい、はぜひコチラ↓から♪

■ー■ー■ー■ー■ー■ー■ー■ー■
週刊みとよ ほんまモンRadio!
エフエム香川 78.6MHzにて
毎月第1、2金曜日
14:00~ (Weekend shuttle内)
※スマホとPCで使えるアプリradikoで、放送から1週間無料でお聴きいただけます。
■ー■ー■ー■ー■ー■ー■ー■ー■

この記事が参加している募集

最後まで読んでくれてありがとうございます。最新記事はこちらから!