春のプチトリップ。親子で楽しむ志々島へ。
三豊市詫間町にある宮下港から、船に揺られること約20分。かつては漁業や花栽培で栄え、1000人を超えた島民も今では約20名ほど。樹齢1200年の大楠が見守る小さな小さな島。あったかくって、懐かしくって、神秘的。
色とりどりの花の咲き乱れる春の志々島へ親子トリップはいかがですか?
こんにちは、ひとみです。
今回は、お友達親子と春の志々島へ。
8時半発の宮下港からの定期船で志々島へ到着。
志々島の風習、島民たちの眠るちいさなお家がお出迎え
港に着くとみえてくるのが小さなお家!?
志々島には島独自の、両墓制というお墓の風習があったそうです。
両墓制というのは亡くなった人の埋葬する場所とお参りする場所を別々に設けるという墓制。火葬が普通になった今では志々島でももう埋葬することはなくなってますが形だけお墓が残ってます。霊屋(たまや)という小さな小屋。可愛いといったら失礼でしょうか?
個性豊かなお墓たちの横を進んでまず向かったのは志々島のアイドルやぎさんのところ
志々島のアイドル 『やぎさん』
志々島の憩いの場『くすくす』
その近くにあるのが志々島唯一の休憩所『くすくす』
島民の憩いの場の一つになっているこの場所では、飲み物を飲んだり、購入するだけでなく、志々島の情報を聞いたり、島の人たちとの距離が近くなるのも魅力です。
浜辺にちょっと寄り道
海辺も春。
小さな砂浜を見つけて楽しそうな子供達。
さぁ、いよいよ、志々島の護り神、おおくすさんに会いにいきます!
1200年の時を刻む大楠
大楠まではこどもたちのペースででも30分程度。
細い山道を降って開けた場所にそびえ立つ大楠。
圧倒!
志々島一のフォトジェニックスポット!楠の倉展望台
おおくすさんから、少し西へ登ると、穏やかな瀬戸内海を一望できる島の人の手作りの展望台『楠の倉展望台』へ。
志々島の春を謳歌!天空の花畑
少し戻って今度は天空の花畑を目指します。
竹藪の中を通る山道を抜けたら広がる景色は息を飲むほど!
志々島の春を飾る『天空の花畑』こと孝子さんの花畑。
パッチワークのように色とりどりのお花が咲き乱れ、その奥には空と瀬戸内海のブルー。夢のような景色です。
かつては花卉栽培が盛んで、100件以上の農家さんがいて、花の島とも言われていた志々島。色とりどりの花畑がまるでパッチワークのように島を彩っていたそうです。島にはたくさんの人が住んでいてかつては小学校もあり、きっと活気にあふれ、賑やかな声に満ち溢れていたことでしょう。しかし、高度経済期を経て、島の産業は衰退し、過疎化がすすんでいました。その場所で最後の花農家だったのが孝子さんの花畑でした。そんな孝子さんもご主人が亡くなられたのを機に花農家を廃業されます。
天空の花畑はそんな孝子さんの元気を取り戻すために、息子さんご夫婦が、すでに荒れてしまった土地の開墾からはじめた花畑です。週末に戻ってくる息子さんご夫婦とともに、志々島にくる方が喜んでもらえたらと、広大な花畑を88歳になられる孝子さんが毎日管理されています。
この花畑、本当に素敵なんです!
この日も畑にこられていた孝子さん。
挨拶をすると、
どこからきたんな〜とにこにこ
草抜きが大変でなあとお話ししてくれました。
ひとしきり遊んだあとはお花見ランチタイム。
島では食べ物を購入できる場所はないので、ご飯は持ってきてくださいね。
この日のランチはは、パンと中身を持ち寄って最近お出かけの定番ホットサンド♪
天空の花畑のベストシーズンは5月中頃までだそうです。
天空の花畑の最新の情報はこちらをチェック
現在、フォトコンテストも実施されているようですよ。
天空の花畑から、港までは15分程度。
この日はその後の予定の都合で、1時5分、須田行のフェリーで帰路についたのですが、まだまだ物足りないくらいでした。
1時5分の須田行のフェリーは粟島経由で、1時間ほど粟島で時間ができます。志々島だけでなく粟島にも少し立ち寄れるのは良いですね。この日は1時間で、桜満開の粟島を散策しました。
志々島をたっぷり堪能なら、始発の8時半から最終の15時55分の便がおすすめです。
粟島汽船のフェリーの時刻表は こちら
志々島(ししじま)
住所/香川県三豊市詫間町志々島
電話/0875-56-5880(三豊市観光交流局)
フェリー運賃/宮の下港ー志々島間 大人350円・小人180円
始発便(宮の下港〜志々島)8:30 ・最終便(志々島〜宮の下港)15:55