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自転車で三豊市と四国の楽しさを伝えたい♪ 菊田秀人さん

「ミトヨの生き方・働き方を知ってミヨ」。三豊市内で暮らす人たちのライフスタイルを紹介していきます♪ vol1.は、自転車を通して市での生活を楽しむ菊田秀人さんです!

※「本記事は2020年8月27日に旧・週刊みとよ ほんまモンRadio!(Seesaaブログ)で紹介した情報を転載したものです。

山あり、海あり、そして人がいい。
趣味や家族との時間を楽しみながら過ごすなら田舎(三豊)でしょ!

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三豊市仁尾町在住、大阪市出身の菊田秀人さん
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菊田さんの取材場所としてご案内いただいたのが、こちら。

自転車とバイクがずらりとならび、一角にはゆっくり過ごせるソファースペースまで!
こちらは、菊田さんの趣味の世界感あふれる自宅の一角にあるガレージ。
Iターンとしてやってきた三豊での移住ライフがどんなものか、じっくり伺います。

大阪育ちの菊田さんの三豊とのご縁は30年ほど前。
専門学校を卒業し、就職予定地となった三豊市仁尾町へ下見に来たときでした。


「ちょうど、瀬戸大橋が開通してすぐのころでした。橋を渡って四国に入ってから、どんどん田舎の方に向かっていきましたね。仁尾町へ入る最後の峠を走ったときには、『こんな田舎に住めるのかな?』とちょっと心配になりましたね。」

結局、就職することになり三豊へ。最初の職場は、三豊市詫間町の沖合にある粟島でした。

「小学校の時の将来の夢は、釣り堀屋のおやじになることだったんですよ。それが叶ったのか、最初の仕事は、当時、粟島で動き始めていたフグやひらめの養殖場の立ち上げスタッフでした。三豊市詫間町内で一人暮らしをして、毎日、船に乗って通勤していました。」

船で通勤、楽しそうですね。仕事はどうでしたか?

「粟島での仕事は面白かったですね。1年目は、粟島の漁師さんや自分と同じく大阪から来たスタッフで、いかだを80枚くらい作り、2年目からようやくフグを育て始めました。粟島の漁師さんたちは、元世界航路をまわっていた船乗りさんたちが多かったので、とんでもないエピソードをたくさん聞かせてもらいました。そして、仕事が早く終わった日や忙しくない日は、海に潜ったりウインドサーフィンをしたりと、自由にさせてもらいました。」

結局、その会社は倒産となり仕事はなくなりましたが、奥様との出会いもあり、香川に残ることを決めました。


「それから、短期、中期あわせて、いろんな仕事をしましたね。結局、車にも興味があったので、自動車整備の道へ進み、それから自動車に関わる仕事をずっと続けています」


「25年近く自動車整備の仕事をしていますが、途中いろいろありましたよ。漁師になりたいと仁尾町の漁協に掛け合ってみたこともあります。網を入れるための漁師の人数枠があったりして、なかなか簡単に漁師なることはできないんです。1シーズンだけ『いりこ漁』の船に乗せてもらったのですが、そこで体力的なきつさを知り、無理だなと思いました。
他には、会社勤めをしようと研修に行ったこともあります。でも3日ほどでちょっと違うかなと思いました。」


周りの方からも「自動車整備は、ある程度自分のペースで進められて、幸せな仕事だぞ。」と言われることも重なりました。こうして、時間の融通が利く自動車整備の仕事を続けながら、趣味にも力を入れていきます。


「若いころはバイクツーリングを楽しんでいました。でも、子どもができてからあまり行けなくなって、代わりにはまったのがカメラ。ちょうど一眼レフデジカメが出始めたころに、カメラ好きの方の影響を受けました。最初のころは、風景とか、子どもの写真がメインでしたね。」

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(3枚画像提供:菊田秀人さん)

現在、写真はインスタグラムを中心に投稿しています。

そして10年ほど前から始まった趣味が自転車。

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「三豊生活は車がないとどこにも行けないじゃないですか! それなのに免許停止になってしまったんですよ。すぐ、通勤のためにマウンテンバイクを買いました。乗り始めたら自転車が楽しくて! 結局、すぐに2台目となるロードバイクを買って、遠くまで出かけるようになりました。SNSの先がけでもあるmixiで上で、ツーリングの情報交換をすることで自転車友だちが広がりました。」

今は、趣味だった自転車を使って、香川県内を自転車で回るツアーを考え始めています。

「本当は今年2020年にでもと思っていましたが、コロナ禍の影響で、少し先延ばしにしています。でも、いつか、自転車で香川や四国を案内して、魅力を伝えることができて行けたらと、準備も続けています。」

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夢が叶うの、楽しみにしています! ところで住む場所は見つけやすかったですか?

「三豊市内で、いろいろな賃貸に住みました。一番すごかったのは築90年の古い家。汲み取り便所だったし、虫もいっぱいいましたね。ここはなかなか大変でしたね。」


「空き家バンクを通じて、5年前に仁尾町に家を購入しました。それまでも空き家バンクで5~6軒見せてもらったんですが、いいところは簡単には見つからなかったですね。でも、今の家は、紹介してもらった時に、ここだと即決しました。決め手は、このガレージですよ!」

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趣味の自転車がずらりとならぶ気持ちのいいガレージは、こうして誕生していました!

三豊に住んでいて、大変だったことはないですか?


「住んでいる自治体ごとにある『しきたり』がわかってなくて、行くべきだったお葬式に行かなかったと地域の方に注意を受けたこともありますね。わからないことも多いので、日々失敗もしながらです。」


なるほど、住めば都とは言いますが、慣れるまではいろいろと苦労もありますよね。


「でも、三豊に住んでよかったなと思っていますね。都会ほど頑張らなくても、地域にある仕事をしっかりすれば、十分食べていけます。そして通勤時間とかもないので、時間も自由になりやすいです。」

「三豊は、『人がいいんだな』と実感したことがあります。実は、他の町に住んでみようと行ってみたこともあるんです。でも、なんかしっくりこなくて。私には、三豊の人との付き合いの温度感とか、そういうものがあっていたんだなと思いましたね。」

これから、三豊での仕事や生活を考える人たちへのメッセージ、お願いします。

「今は、車とネットがあれば、どこに住んでも不便さもなく、都会と変わらないですよね。田舎が好きだったら、家賃も安くて、時間の自由もある生活は、お勧めですよ。海もある、山もある、そして、人もいいですから。」

オススメの自転車で、仁尾町を案内してもらいました。

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夕暮れ時の風の気持ちよさを感じながら、それぞれの楽しみをあきらめない生き方を選べる時代がやってきたのかなと感じました。
菊田さんに案内してもらう自転車ツアーが始まる日が、楽しみです♬

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取材にお付き合いいただき、ありがとうございました。

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