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【無料上映会11/11】家族の絆を描く感動作「虹色はちみつ」

毎月第1、2金曜日に放送中!香川県三豊市の話題をご紹介している「週刊みとよほんまモンRadio!」。
11月3日の放送では、スタジオに映画監督の梅木佳子さんをお迎えしました!


「虹色はちみつ」上映会開催

話題は、先日の記事↑でもご紹介した、11月11日(土)に開催される「映画上映&トークイベント」について。

11月は「オレンジリボン・児童虐待防止推進キャンペーン」月間です。
三豊市子育て支援課では、これに合わせて映画上映会を開催。
上映される作品は家族愛をテーマにした、人と人のつながりの大切さが伝わる「虹色はちみつ」
その監督・脚本を手掛けた梅木監督に、たっぷりとお話を伺います。
まずは映画が生まれたきっかけについて・・・

梅木さん 私は、善通寺市生まれ善通寺市育ち、現在は丸亀市在住です。
2018年、善通寺市在住だった家族が東京都に転出後、そのおうちの子が、親からの虐待によって亡くなるという痛ましい事件がありました。
田園風景の広がるのどかなこの町で、こんな身近なところでそういった事件が起こったということにとても衝撃を受けました。
私自身、子育てを経験してその大変さも分かります。また、実家近くで取材ができるということもあり、この少子化の現代に、子どもを守る話を書きたいと思い、取材を始めました。
シナリオが本当に大変で何度も何度も書き直して・・・
取材をしながら、「子どもを守る」という点にテーマに絞り込んでいき、作った映画です。
ニュースを見て、その後動き始めて、シナリオ自体には4年ぐらいかかりました。
撮影は2021年7月末、琴平町をロケ地に、皆さんのご協力をいただきながら5日間で撮りました。
金毘羅宮の参道も境内も、石段も出てきます。

琴平町での撮影風景

すでに各地で上映されているとのことで、皆さんの反応はいかがでしょうか。

梅木さん 一番最初に全国区になったといえるのが、2022年9月に開催されました、あいち国際女性映画祭でのノミネート上映ですね。(上映中で)暗い会場の中に嗚咽が響いていて・・・皆さんの心に届いているんだな、ということをひしひしと感じました。
皆さんの投票で、実写部門観客賞を受賞させてもらったことで、伝わったなんだなあ、と実感しました。

虹色はちみつ 劇中写真

梅木さん 実の親から、虐待を受けて亡くなる子ども(のニュース)を見て、この子のことを思うおや、それは血の繋がりではなく・・・ひとりでもいいから誰かがそばにいて守ってあげられたら、と。
(つらい想いをしている子に対し、)声かけのひとつでもいいので、その子のことを想う、守ってくれる大人が出てきたらいいなと、そういった想いを映画に込めました。

ぜひ多くの方に、映画を通してこの梅木監督の想いが伝わればと思います。
11月11日(土)、ぜひ足をお運びくださいね。

お申込みはこちらから。
お電話の場合は11/6(月)、三豊市子育て支援課(☎0875-73-3016)まで。

そしてこの虹色はちみつは、ミラノ国際映画祭でも監督賞・主演女優賞をはじめ6部門にノミネートされているそうです!世界でも注目されている、心温まる作品です。

監督・脚本以外にも?!・・・なんでもこなす梅木監督のルーツ

今回の映画が監督4作品目ということですが・・・
「梅木監督の映画のつくり方」についてもお聞かせください。

梅木さん まずは、シナリオが基本です。私の恩師、さぬき映画祭のシナリオ講座の先生、大津一瑯先生と、中島貞夫監督が、口を酸っぱくしておっしゃていたことなんですが、「シナリオは設計図」。いいシナリオがないといい映画は作れないと。
逆は起こりうるんです、いいシナリオがあっても、監督・プロデューサーがそれをダメにしてしまうという。でもいくら素晴らしい監督・プロデューサーが来ても、シナリオがダメだといい映画はできない。
それくらいまずシナリオがメインです。
シナリオを書いたあと、ロケ地巡り・選定をして、カメラワークなどもイメージを組み立てて、絵コンテを書きます。
私の場合は助監督も兼ねているので、その後ロケ地の交渉、キャストとのスケジュール調整、撮影スケジュールの組立てもします。

1人何役?!パワフルな梅木監督

お1人でなんでもできるんですね!
すごいこと!ですが・・・大変そうでもあります。
虹色はちみつの場合はどんなスケジュール感だったのでしょうか。

梅木さん まず(2021年)7月末に撮影、と決まったのですが、私は普段パソコンの講師をしていて、大学や専門学校で教えているので、ちょうどその頃は、期末テストがある時期なんです。
6月くらいに、映画のスケジュールが決まった時点から、(授業など)移動ができるものは振替をしながら、(映画の)スポンサーを探し、キャスト・スタッフと打合せを進め・・・と同時進行で、1ヵ月間くらい記憶がないですね(笑)。いつの間にか撮影に突入していた、みたいな感じでした。

お1人で色々な役割を担うスタイルには何かきっかけがあったのでしょうか。

梅木さん 最初は、監督は全然別の人がされると思っていたんです。
きっかけは、香川大学大学院地域マネジメント研究科に在籍していた当時、同じ学科にいた方に「さぬき映画祭で、5000円で映画を作る講座が受けられるらしい、面白そうだから一緒に受けない?」と誘ってもらって。
最初の年は修士論文で忙しく行けなかったのですが・・・
パソコンのアプリケーションの操作などを教えているので、卒業生から「動画の作り方を教えてほしい」と言われることがこれまで何度かあって、編集の仕方が教われるのならいってみよう、と受講しました。
でも、いざ始まってみたら映画を作る過程、全部を8日間かけて学ぶもので。
シナリオから、カメラワーク、音声の録り方、絵コンテの描き方。ようやく、最後に編集なんです。
それで、3日目か4日目のシナリオ講座で、その時の受講生60人くらい全員がシナリオを書き、投票で、実際制作する作品を3つ選ぶ、ということをして。私の作品は次点の、4番目でした。
映像化はされませんでしたが、自分が生まれて初めて書いた作品を、いいと言ってくれる人がいる、というのを感じて、そこでシナリオに興味を持ちました。
そこから半年後、大津先生がさぬき映画祭でされたシナリオ講座にも参加したんです。

映像塾にご友人が誘ってくれたことが、現在の梅木監督の原点のひとつになっているんですね。
ちなみに現在、次の作品の予定などはいかがでしょうか。

梅木さん 構想はあるという段階ですね。今は少し時間がないので、来年あたりシナリオを完成できれば。それから、来年・再来年に撮影ができたらなと考えています。

続報も楽しみですね!次回作にも期待が高まりますが・・・
まずは来週、「虹色はちみつ」の上映にぜひご来場ください!

11月11日(土)13:20~、みとよ未来創造館にて。入場無料ですが、事前のお申込みが必要です。こちらからお申込みいただくか、お電話の場合は11/6(月)に、三豊市子育て支援課(☎0875-73-3016)まで。
当日は託児サービスも事前予約のうえで、利用できます。

また、この時間は予定が・・・という方に朗報!
同日の午前中、同会場で三豊市社会福祉大会が開催され、そちらでも「虹色はちみつ」の上映+梅木監督トークイベントを開催します!
こちらについては、三豊市社会福祉協議会(☎0875-63-1014)にお問い合わせを。

最後に梅木監督から、リスナーの皆さんにメッセージをいただきました!

梅木さん なるべくたくさんの方々に温かい気持ちになってもらいたいと思いますので、ぜひ,虹色はちみつ、観に来てください。よろしくお願いします!

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